コーポレートサイト制作の費用相場は？企業サイト構築にかかる平均費用を解説

コーポレートサイトを制作すれば、自社サービスをわかりやすく伝えたり、顧客との接点を増やしたりできます。

またサイトのクオリティが高ければ企業の信頼につながり、ブランディング力や売上の向上も見込めます。そのためビジネスの拡大を狙って、コーポレートサイトの新規制作やリニューアルを考えている方もいるでしょう。

しかし費用相場がわからず、どのくらい予算を用意すべきか、正規の値段で依頼ができるか不安に思っている方も多いはずです。

そこでこの記事では企業の課題や予算別に、制作できるコーポレートサイトの特徴について解説していきます。費用を抑えるコツも紹介するので、できるだけ低コストで高品質なサイトを運営したい方は、ぜひ参考にしてください。

ホームページ制作の料金相場の記事については、以下の記事でもくわしく紹介しています。

【ホームページ作成の費用相場】100社以上のWeb制作会社にインタビューしたリアルな料金相場をご紹介！

コーポレートサイト制作の費用相場

コーポレートサイト制作の費用相場は、目的や発注先によって大きく異なります。

シンプルなものであれば30万円ほどで制作できます。しかしデザインをオーダーメイドにしたり、緻密な戦略設計を依頼したりすれば、300万円以上かかることも珍しくありません。

当媒体がコーポレートサイトの構築にかかる費用を、全国116のWeb制作会社に直接インタビューしたところ、平均費用は約120万円という結果になりました。

詳細は以下のとおりです。

100万円程度の予算があれば、オーソドックスなコーポレートサイトを制作できるとわかりました。

しかし自社が用意できる予算の範囲内で、どのようなサイトが構築できるか気になる方も多いでしょう。そこで下記5つの価格帯に分けて、制作できるコーポレートサイトの規模や機能の目安について解説していきます。

またホームページは新規制作でも、リニューアルでも相場に違いはありません。そのためリニューアルを考えている方も、今回紹介する費用相場を参考にしてください。

ただし依頼時に注意すべきポイントは、新規で制作する場合と異なります。くわしくは下記記事をご覧ください。

ホームページをリニューアルする効果を解説！HPを新しくする目的と見直しの方法も紹介

10万円未満のコーポレートサイト

10万円未満でコーポレートサイトを制作するのであれば、フリーランスに頼むのが一般的です。

ただし10万円未満での依頼は、フリーランスの中でも低価格帯に分類されます。制作はテンプレートを用いることがほとんどで、機能も最低限です。

集客につなげるのは困難ですが、とにかくコストを抑えたい方は検討してもいいでしょう。

10万円～50万円のコーポレートサイト

10万円～50万円の予算であれば、シンプルなコーポレートサイトが制作できます。

この価格帯ではテンプレートを用いることが多く、デザインの自由度は低いです。依頼先によっては文章の執筆に対応しておらず、クライアントの負担が大きい場合があります。

しかしテンプレート自体の機能性は高いことも多く、デザインにこだわりがなければおすすめできる価格帯です。

制作実績をしっかりと確認したうえで依頼すれば、満足度の高いコーポレートサイトになるでしょう。

また実績を増やしている段階のフリーランスなど、50万円未満でもオリジナルデザインで制作してくれる場合があります。価格とデザイン、どちらも譲れない方におすすめです。

50万円～150万円のコーポレートサイト

コーポレートサイト制作の相場となる価格帯です。

100万円程度の予算があればオリジナルデザインで制作でき、サービスの特徴をわかりやすく伝えられます。

また依頼する制作会社によっては、文章執筆の丸投げが可能です。プロに任せられる部分が多くなるため、問い合わせにつながる高品質なコーポレートサイトが期待できます。

150万円～300万円のコーポレートサイト

競合やターゲットなど、さまざまな項目の分析をもとにサイト設計を行う場合、総額で150万円を超えることが多いです。

打ち合わせ回数が増えたり、費用が高くなったりするのはデメリットですが、目的達成につながる一貫した設計が可能になります。

成果を重視するのであれば、緻密な戦略に基づいた制作は必須といえるでしょう。

また150万円以上の予算があれば、テキストや画像にアニメーションを追加できる場合があります。インパクトのあるデザインで、競合と差別化したい方は検討してみましょう。

300万円以上のコーポレートサイト

大量のコラムや動画コンテンツ制作を依頼する場合、300万円以上の予算が必要です。

種類にもよりますが、コンテンツ制作にはプロのカメラマンやライター、ディレクターなど、複数の人が携わります。そのため人件費がかさみ、制作費用が高くなるのです。

しかしコンテンツにこだわる分サイトの質は向上し、企業の信頼にもつながります。

ブランディングも兼ねたコーポレートサイトを制作したければ、まとまった予算を用意しておきましょう。

【特徴別】コーポレートサイト制作の相場

制作するコーポレートサイトの特徴ごとに、費用相場やメリットについて解説していきます。

シンプルなコーポレートサイト

まとまった予算を用意できない場合は、LP型などシンプルなコーポレートサイトがおすすめです。

サイトのボリュームが小さいため、安価に制作できるだけでなく納期も短く済みます。

ただしページ数が少ない分、情報量が減ってしまう点には注意してください。訪問者に魅力が伝わるように、掲載する内容はしっかりと吟味しましょう。

オーソドックスなコーポレートサイト

オーソドックスなコーポレートサイトを制作する場合、費用相場は100万円前後です。

パッケージ型であれば、コーポレートサイトに必要な下記ページには、基本料金で対応してくれることがほとんどです。

ただしコラムの執筆などには別料金が発生します。コストを抑えつつサイトボリュームも大きくしたければ、自社で用意するのも1つの手です。

緻密に戦略設計したコーポレートサイト

戦略設計を重視する場合、費用相場は150万円を超えます。

しっかりと分析したうえで制作するため、企業独自の魅力が伝わるサイトに仕上がります。他社と差別化したい方と相性が良いでしょう。

ただし準備に時間がかかるため、制作期間は長くなります。そのため依頼する際は余裕を持って制作会社を選ぶと良いでしょう。

「すぐに制作を依頼したいのに、どの制作会社に頼めばいいかわからない」

こんなお悩みを抱えている方は、ぜひ優良WEBにご相談ください。

全国10,000以上のWeb制作会社を掲載している当媒体には、優良な制作会社のデータが多く揃っています。

そのため、貴社が直面している課題を解決できる制作会社を迅速にご紹介できます。

相談は完全無料ですのでお気軽にご連絡ください。

実際の料金表

依頼先によってもコーポレートサイト制作の費用相場には違いがあります。実際に制作会社が公開している料金表を確認していきましょう。

フリーランス

出典：制作料金のめやす | AmotDesign

オーダーメイドでWebサイト制作をしているフリーランス、AmotDesignの料金表です。下層ページはサービス案内や実績など、豊富な選択肢から選択できます。

また料金表自体の独自性も高く、同社のデザイン力の高さが垣間見えます。ページを追加する際の費用についても細かく記載されているため、ぜひご覧ください。

AmotDesignの料金表を見る

中小規模の制作会社

出典：料金/プラン | 株式会社エフカラー

女性向けホームページ制作が得意な、株式会社エフカラーの料金表です。制作体制はテンプレート、セミオーダー、フルオーダーの3種類から選べます。

同社サイトには料金表とともに、各プランの詳細についても記載されているので、気になる方はぜひご覧ください。

株式会社エフカラーの料金表を見る

大規模の制作会社

出典：参考価格 | 株式会社クライマークス

業界ごとの最大手企業のコーポレートサイト構築も請け負う、株式会社クライマークスの料金表です。

数100万円規模になると、制作ボリュームも大きくなるため、費用は見積もりになることが多いです。

そのため料金表は参考程度に留めておくと良いでしょう。同社のホームページには料金表の他に、制作内容や完成までの流れが紹介されています。ぜひご覧ください。

株式会社クライマークスの料金表を見る

このように、依頼先によって価格帯は大きく異なります。

料金表を公開していない企業も多く、自社に合った依頼先を見つけるまでに多くの時間を要するでしょう。

優良WEBではフリーランスから大規模制作会社まで、さまざまな制作会社を紹介できます。

予算や搭載したい機能に合わせて、最適な企業をご提案いたしますので、ぜひ1度ご相談ください。

コーポレートサイトのコンテンツ例

コーポレートサイトのコンテンツ例は以下のとおりです。

サービス紹介から問い合わせページまでは、コーポレートサイトには必須です。その他のコンテンツは自社サービスとの相性や予算に合わせて掲載しましょう。

コーポレートサイトの制作費用を左右する要素

コーポレートサイトの制作費用を左右する、下記5つの要素について解説していきます。

デザイン

ブランドイメージを反映させたオリジナルのデザインにするなど、こだわりが多いほど費用は高くなります。

費用を抑えたければテンプレートを用いた制作がおすすめです。大まかな構成が決まっているため、打ち合わせやデザインにかける工数を抑えられます。オリジナル制作に比べ独自性は劣るものの、自社の魅力が伝わる文章や画像を掲載することで、集客につながるコーポレートサイトに仕上げられます。

ページ数

ページ数が多いほど高額になりますが、情報の網羅性が高まります。事業や企業理念を余すことなく伝えたい方におすすめです。

一方で、企業概要やプライバシーポリシーなどを1ページに詰めこめば、費用を抑えられます。情報ごとにページを遷移する必要がないため、使いやすいと感じるユーザーもいるでしょう。

また自社で文章・写真を用意できれば、費用を抑えつつ、サイトのボリュームも増やすことも可能です。

機能

コーポレートサイトには下記のように、さまざまな機能を搭載できます。

機能を追加するほど高額になります。特に多言語対応などは工数が多く、1つ導入するだけでも総額に大きな影響を与えます。

費用を抑えたければ、お問い合わせフォームなど必要最低限の機能のみ取り入れるのがおすすめです。スモールスタートではじめ、売上が増えてから徐々に機能を増やしても良いでしょう。

ライティングの有無

トップページに掲載するキャッチコピーや、記事コンテンツの執筆を外注すると費用がかかります。特に社員紹介などインタビューを要する記事は、高額になりやすいです。

一方自社で文章を用意できれば、ライティング費用はかかりません。文章に自身がなければ、1記事だけ依頼し、それを参考に自社で制作するなど工夫してみましょう。

また記事を含むさまざまなコンテンツの制作費用については、下記記事でくわしく解説しています。

コンテンツマーケティングに力を入れていきたい方はぜひ参考にしてください。

コンテンツマーケティング費用の相場 | 内訳・費用対効果の高め方を解説

撮影の有無

トップページや代表者あいさつ用の写真撮影を依頼する場合、その分費用がかかります。ロケやキャスティングが必要な場合は、さらに高額になります。

一方自社で素材を用意できれば、撮影の費用はかかりません。

制作会社に依頼すれば高品質な画像や動画を作成できるため、求めるクオリティを予算と照らし合わせ、無理なく制作を進めましょう。

コーポレートサイトの制作後にかかる費用

コーポレートサイトの制作後にかかる、下記4種類の費用について解説していきます。

ホームページの管理費用については下記記事でもくわしく解説しています。

ランニングコストが気になっている方は合わせてご覧ください。

ホームページの管理費用の相場 | 内訳や維持費を抑えるコツを解説！

月額利用料

ホームページをサブスク型で契約した場合、月額利用料がかかります。

まとまった予算がなくてもコーポレートサイトを持てるのが魅力的です。ただし長期的なサイト運営を考えているのであれば、買い切りの方がお得になる場合があります。

どちらがお得か事前に計算したうえで、契約形態を考えましょう。

保守・管理費

依頼する制作会社やサービスによっては、サイトの保守・管理費用が発生します。制作費用が高いほど、管理費用も高くなる傾向があります。

ただし固定の管理費用がなく、トラブルの発生時にのみスポットで依頼できる制作会社も多いです。ランニングコストを極力抑えたい方は、サポートへの加入が必須かを会社選びのポイントにすると良いでしょう。

コンサル費

サイト改善を効率化するため、Webのプロにアクセス分析などを任せる場合は、別途コンサル・サポート費用がかかります。

分析によるレポート提出だけの場合や、最適な施策の提案・実行まで請け負っている場合など、企業やプランによって内容はさまざまです。

ドメイン・サーバー代

Webサイトを運用するにはドメインとサーバーが不可欠です。ドメイン代は年間数千円、サーバー代は数万円かかります。コーポレートサイトであれば、合計で年間3万円程度で済むでしょう。

またサブスク型など契約内容によっては、ドメイン・サーバー代がコーポレートサイトの月額利用料に含まれている場合があります。

コーポレートサイトの制作費用を抑える方法

コーポレートサイトの制作費用を抑えたければ、以下の2点を意識しましょう。

また優良WEBではホームページの制作費用を抑える相談にも乗っています。

全国10,000社の中から、適正価格で対応してくれる優良な企業を紹介いたします。

限られた予算内で高品質なコーポレートサイト制作を依頼したい方は、ぜひご連絡ください。

相見積もりを取る

複数の制作会社から相見積もりを取ることで、よりコストメリットに優れた企業に依頼できます。

見積もりが1社だけだと、相場に比べて安いのか分からず、悪徳企業にひっかかるおそれもあります。価格やサービス内容を比較して、最も自社に適した企業を選びましょう。

ただし見積もりの算出には、目的や制作イメージを共有するためのヒアリングが必要です。そのため時間には余裕を持って依頼しましょう。

また見積書には専門用語が書かれていることもあり、内容の確認が難しいこともあります。下記記事で項目ごとの解説や、正しい確認方法について解説しているため、ぜひ参考にしてください。

ホームページ制作の見積もり書を項目別に解説！相場や確認方法も紹介

文章や画像を自社で用意する

費用を抑えたければ、掲載する文章や画像はできるだけ自社で用意しましょう。

ただしトップページの内容は、コーポレートサイトのクオリティに直結するため、プロに任せるのが無難です。

まずはコラム・メンバー紹介など、サブコンテンツを自社で用意してみてはいかがでしょうか。

制作会社を選ぶ際のポイント

優良な制作会社に依頼したければ、下記3つのポイントを確認しましょう。

ホームページの契約時の注意点は下記記事でも解説しているため、制作会社選びで失敗したくない方はぜひ参考にしてください。

ホームページ制作の契約時に必ず確認すべきポイントと、契約形態の注意点について

リース契約ではない

リース契約型の制作会社には注意しましょう。

リース契約はホームページを数年単位で貸しつけ、その間月額料金を支払う形態です。

サブスク型と異なるのは、契約を辞める際に多額の違約金が発生する点です。デザインの質や集客力が低い場合も多く、おすすめできません。

実績が多い

制作会社選びで失敗したくなければ、依頼前に実績を確認しておきましょう。実績の内容は、制作会社の経験や技術力に直結しています。

URLも公開されていれば実際にサイトへ訪問し、デザインや使用感を確かめておくのがおすすめです。

問い合わせ時の対応が良い

気持ちの良い取引ができるように、できるだけ対応が良い制作会社を選ぶのがおすすめです。

コーポレートサイトを制作する際は、数ヶ月単位で制作会社と付き合うことになります。担当者との相性が悪ければ、サイトが完成するまでの精神的な負担が大きいです。

窓口の方が打ち合わせも担当するとは限りませんが、企業の雰囲気を測る指標としては十分でしょう。

コーポレートサイト制作に補助金は使える？

ホームページ制作に使える国営の補助金精度は、販路の拡大を目的としている場合が多いです。そのためサイト制作だけで採択されるのは難しいといえます。

ただし新規事業の展開に伴う制作や、Webシステムとセットで制作するのであれば、採択される可能性があります。他にも地域によっては、自治体が運営している補助金もあるため、一度確認してみましょう。

また利用する補助金ごとに、提出が必要な事業計画書や運営計画書は異なります。公式ホームページや募集要項を確認し、スムーズに申請できるよう事前に準備しておきましょう。また各補助は下記記事でも解説しているので、ぜひ参考にしてください。

IT導入補助金はホームページ制作に使える？申請方法・採択率まで徹底解説

小規模事業者持続化補助金はホームページ制作で使える？概要・申請の流れ・採択率まで

事業再構築補助金はホームページ制作に使える？補助率や活用事例、採択率まで徹底解説！

相場を理解して上手にコーポレートサイト制作を発注しよう

コーポレートサイト制作の費用相場は目的によって大きく異なります。

制作したいサイト規模やデザインを明確にすれば、効率的に依頼先を絞れます。

しかし自社の課題を解決するために、どのようなサイトを作るべきかわからない方も多いはずです。

そのような方は、ぜひ優良WEBにご連絡ください。

Webに精通したコンシェルジュが、貴社に適したサイト規模から制作会社選びまでサポートいたします。

ぜひお気軽にご相談ください。