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メールで相談する「ロングテールキーワードって何?」
SEO対策について勉強を始めて間もない方の中には、時折目にするこの言葉に戸惑われている方もいるのではないでしょうか。
「ロングテールキーワード」とは、複数の単語の組み合わせた検索キーワードのことです。検索ボリュームが少ない反面、コンバージョン率が高いという特徴があります。
本記事では、
について解説していきます。実践にすぐに活かせる内容となっているので、ぜひ参考にしてみてください。
ロングテールキーワードとは、複数のワード(単語)の組み合わせからなる検索キーワードのことです。3~4単語で構成され、検索ボリュームが少ないという傾向があります。また、競合サイトが少ないため上位化しやすいのも特徴です。
「競合があまり狙っていない、キーワード市場の隙間であること」からニッチキーワードと呼ばれることもあります。
ここからはロングテールキーワードの語源であり、現代のマーケティングの基本戦略である「ロングテール」を詳しく解説します。
ロングテール(the long tail)とは、インターネット上の販売活動において、主力商品の売上よりも、あまり売れないニッチな商品群の売上合計が上回る現象のことです。
出典:ジャスパーディク
上の図は、売上金額を縦軸に、商品を横軸に設定して左から売上金額が高い順に並べたグラフです。売上金額が少ない商品群(図中でオレンジ色と黄色の部分)が長いしっぽに見えることが由来でロングテールと呼ばれています。
オンラインの小売店が普及する以前はパレートの法則(別名80:20の法則)を元に、「全商品のうち2割の商品が売り上げの8割を占めている」や「売上の8割は2割の優良顧客が生み出している」という考え方が主流でした。
こうした考え方から、店舗を構えた形態の販売店では、
といったマーケティングが行われてきました。
ECの発展により、パレートの法則が逆転します。どういうことかというと、
などにより物流コストを抑えた結果「死に筋商品」と言われる、ほとんど売れない商品であっても販売できる仕組みが出来上がりました。
年に1個、もしくはそれ以下しか売れないような商品もいつでも買えるようにすることで、トータルすると売れ筋商品の売上を上回るという現象が起きたのです。
このような新たな物品販売のビジネスモデルを説明するときに「ロングテール」と呼ぶようになりました。
インターネット初期の頃はWeb上に情報が少なく、キーワードを絞り込むと検索で何もヒットしないためビッグキーワードで検索することが当たり前でした。
しかし、インターネットが普及するにつれ、続々とWebサイトが誕生し2000年の時点では世界に約17万サイトしかなかったのが、2017年には100倍の17億サイトを超えるほどに増加。
こうした変化に伴い検索の仕方が変わるのは当然で、「渋谷 カフェ パンケーキ」のように3つのキーワードを組み合わせての検索はもちろん「渋谷 カフェ 駅近 パンケーキ 夜」のように5つの単語やそれ以上の複合キーワードで検索することが当たり前になってきています。
また、近年ではAppleのSiriやAmazonのアレクサ、GoogleのGoogleアシスタントといったデジタルアシスタントの利用者が増え、これまでの文字検索から音声検索へとシフトしつつあります。
音声検索の場面では「渋谷駅の近くで夜も開いているパンケーキが食べられるカフェ」のように会話をするような検索が主流。検索結果上位に掲載されるためには、より絞り込んだトピックでコンテンツを作成する必要が出てきました。
音声検索を考慮した検索アルゴリズムの改変「ハミングバード アップデート」も行われましたね。音声検索によって益々「検索キーワードのニッチ化」が起きているのは言うまでもないでしょう。
ロングテールキーワードの概念を理解する上で、重要な3種類のキーワードについて解説します。検索ボリュームによってキーワードの「大きさ」を分ける考え方で、基準は以下の通りです。
検索ボリューム | キーワード数 | 例 | |
ビッグキーワード | 大(10,000以上) | 主に1語(2語) | SEO |
ミドルキーワード | 中(1,000~10,000) | 主に2語(1語) | SEO キーワード |
スモールキーワード | 小(1,000未満) | 主に3語以上 | SEO キーワード 選定方法 |
ビックキーワード検索数が多いキーワードのこと。競合サイトが多く、検索意図が幅広いため、上位表示させる難易度が高いキーワードといえます。主に単語ですが、2語以上であっても検索ボリュームが10,000以上であればビックキーワードに該当。
ミドルキーワード(ミドルワード)ビッグキーワードとスモールキーワードの中間に位置します。
スモールキーワード(スモールワード)検索数が少ないキーワードを指します。ロングテールキーワードもこれに当てはまりますね。
上記キーワードボリュームはあくまでも目安です。キーワードのジャンルによっては上の表の検索ボリュームの定義が当てはまらなくなります。目安として覚えておきましょう。
ロングテールキーワードを検索するユーザーは目的が明確であることが多く、コンバージョン率(CVR)が高い傾向があります。
例えば、「お米」と検索する人と、「無洗米 5kg 通販」と検索する人がいたとします。前者はお米の何を知りたいのか・購入する意思があるのかがうかがえませんが、後者の検索からは5kgの無洗米を購入したいのだろう、と検索意図の想像がつきますよね。
このように「ロングテールキーワードで検索をする人は、ビッグキーワードで検索する人に比べ目的が明確」という特徴があります。アクションを起こそうとしている段階である場合が多く、コンバージョンに繋がりやすいです。
ビッグキーワードでは閲覧者が何を求めているか予測することが難しく、上位表示されるコンテンツを作成するのは難しいものです。
一方ロングテールキーワードを狙う場合、複数の単語の掛け合わせで検索対象が絞られているためユーザーの検索意図が把握しやすく、ニーズを意識したコンテンツを作りやすいといったメリットがあります。
ロングテールキーワードは単ワードに比べ検索数が少なく、同じキーワードを狙っている競合サイトが少ない場合が多いです。
特に、企業ブログや有名ブロガーなどはビッグキーワードでアクセスを集めたほうが効率が良いためロングテールキーワードをあえて狙わない傾向があり、強力なライバルが少ないといえます。
競合や強力なライバルが少ないことからロングテールキーワードは上位表示されやすいのです。
質の高いロングテールキーワードのコンテンツを大量に上位表示させることで、間接的にビッグキーワードの検索順位を上げることが期待できます。
サイト内に、ビッグワードで検索上位を狙いたいカテゴリページがあったとします。1つ下の階層でミドルキーワード、さらに下の階層でロングテールキーワードで対策したコンテンツを多数作りましょう。
それら下層ページが高評価を受ければ、内部リンクが多数貼られたミドルキーワードやビッグキーワードのページも、検索エンジンから高い評価を受けることができ、上位表示されやすくなるのです。キーワードのカテゴリごとに、ディレクトリ構造を意識しておくことが重要ですね。
上位化対策についてもっと詳しく知りたいという方は以下の記事も参考にしてください。
ロングテールキーワードは検索数が少ないこともあり、短期間で多くの集客は望めません。
さらに、結果が出るまでには質の高いコンテンツを作成し続けなければならないため、あらかじめ中長期的な施策と理解したうえで取り組むようにしましょう。
ロングテールキーワードは多くのコンテンツが必要な分、計画性が必要です。
ニッチなキーワードを狙いすぎるあまり、むやみに複数のキーワードを掛け合わせてしまうと、検索するユーザーが全くいない、つまり検索需要が無いという可能性があります。
上位表示させることができたとしても、検索需要が無ければ流入は見込めません。コンテンツの作成前の調査が重要です。
ロングテールキーワードを活用する場合、多くのコンテンツを作ることになります。同じ内容のものはないか、時間が経過し情報が古いものになっていないかなどを、定期的に見直しましょう。
コンテンツの重複は検索エンジンの評価を下げてしまいますし、古い情報をそのままにしておくことはユーザーの離脱率が上がってしまう原因となります。
ロングテールキーワードを活かしたSEOで最適化する手順を解説します。
まず、ロングテールキーワードの基本となるディレクトリ構造について解説します。
ディレクトリ構造とは、第1階層(トップページ)、第2~第3階層(カテゴリページ)、第4ページ(詳細ページ)となるサイト構造のことです。
このように、サイト内のページが内部リンクで繋がっていると検索エンジンがクロールしやすいため、インデックスがスムーズになります。
内部リンクを多く貼られたページは良質なコンテンツと判断されるため、下の階層のコンテンツを増やしたり質を高めることで自然とカテゴリページやトップページの検索順位が上がっていくでしょう。
まずはトップページで狙うキーワードを選定します。サイトやサービスを表す1語で、ある程度検索需要が高いビッグキーワードを選びましょう。
メインキーワードは1つでなくても問題ありませんが、多すぎるとサイト全体の統一性が保てなくなる恐れがあるのでなるべく最小限にとどめておいたほうが良いです。
次にメインキーワードを軸にミドルキーワード、ロングテールキーワードの順にキーワードを選定。
この順序でキーワードを洗い出すことで、ユーザーの検索意図の想像がしやすくなり、検索需要が低いキーワードを選んでしまうのを防げます。
狙いたいメインキーワード・ミドルキーワード・ロングテールキーワードを選定できたら、
というように、サイト全体の構造を意識して階層ごとに分類します。
分類したそれぞれのキーワードで、上位表示を意識した記事を作成しましょう。ここからは、上位表示させるために効果の高いキーワードの使い方を紹介します。
キーワードは必ずタイトルに使いましょう。なお、中間や後半ではなく先頭付近に配置した方がユーザーにも伝わりやすく効果的です。自然な文脈になるように工夫してロングテールキーワードを盛り込みましょう。
記事内の見出し(H2・H3)にロングテールキーワードを使用し、それぞれのキーワードについて詳細に解説するコンテンツを作成しましょう。
ロングテールキーワードは競合が少ないため、これだけで検索順位に影響が出やすいです。
ディスクリプションは検索結果に表示され、クリック率を大きく左右する重要な要素。タイトルよりも多くの文字数が表示されるため、タイトルに含められなかったキーワードを含めることができます。
ディスクリプションの場合もできるだけ先頭付近にキーワードを配置しましょう。もっと詳しく知りたいという方は以下の記事も参考にしてください。
作成したコンテンツの中で関連性の高いものを、内部リンクで繋ぎましょう。
ただし、やみくもにリンクをたくさん貼れば良いわけではなく、関連性が高く質の高いページをリンクすることが大切です。そうすることで、リンク先とリンク元の両ページが検索エンジンからの評価を得やすくなります。
CMSの関連記事読み込み機能(実装されている場合)を使うことも有効ですが、なるべく手動で、関連している情報の該当箇所に「詳しくはこちらもご参照ください」というような誘導の仕方でリンクするのが良いでしょう。
また、ディレクトリ構造の上層ページは、下層ページからリンクを集めることで評価を高めることができるので、関連性に注意しつつ積極的に上層ページの内部リンクを貼ることをおすすめします。SEOについてもっと詳しく知りたいという方は、以下の記事も参考にしてみてください。
Googleキーワードプランナーは、Googleが無料でサービスを提供しているキーワード選定ツールです。Googleアカウントがあれば誰でも使えるツールであるが故に差別化が難しいとも言えます。そこでここからは、
上記2つの活用方法を解説します。
この方法では、検索ボリュームが少なすぎてまったく流入がないキーワードを選んでしまうことを防ぐことができます。
この方法では、競合サイトがどのような検索ワードでGoogleから集客をしているか知ることができます。すなわち、同じ分野で検索されているキーワードや、キーワードと関連性の高い事柄を知ることができるのです。
Googleトレンドは、検索ボリュームが上昇しているキーワードを、Googleキーワードプランナーで表示されるより先に知ることができます。過去にさかのぼってキーワードの人気度の推移を観察することも可能です。
検索ボックスでメインワードを検索すると、検索順位が上昇傾向にある「関連トピック」と「関連キーワード」が表示されます。
検索数が上昇傾向にあるキーワードでコンテンツを作成した方が、アクセス数を伸ばせる可能性が高いため、トレンド状況をキーワード選定の基準にするのは良いかもしれません。
Google検索を活用することで、もっともシンプルにキーワードを探すことができます。
検索をすると、結果ページの最下部に「関連キーワード」が表示されますよね。それを参考にして、キーワードを選定するという方法です。
表示されるキーワードを再度単体で検索することで、よりニッチな検索キーワードに絞ることができます。
Google Search Consoleを活用し、既存のコンテンツの検索順位を確認しましょう。検索結果で2ページ目以降(検索順位11位以下)のものを改善します。
使用方法
新しいキーワードで上位を狙うのも大事ですが、既存ページの改善をすることで、1から作成するのに比べて手間をかけずに上位表示を狙えますよ。
Semrushでは、競合サイトがどのような検索キーワードでアクセスを集めているかを知ることができます。
使用方法
Keyword Toolは、アカウントを作らなくても無料で使うことができるツールです。Googleサジェストから750個以上のキーワードが提案されます。
ただし、登録無しの無料版では「検索ボリューム・競合性」が5つのキーワード分しか表示されません。有料版では、それらの制限がなくなるため効率的なキーワード選定を行えるようになります。
Google Autocomplete Keyword Tool(グーグルオートコンプリ―トキーワードツール)では、Googleのオートコンプリート機能から情報を収集し、入力したキーワードに関連するキーワードや他のユーザーが検索しているキーワードを知ることができます。無料版では、検索回数が2回までという制限付きです。
ちなみに、このツールを運営するKeyword Tool Dominatorでは、Googleのキーワード選定ツールだけでなく「Amazon」や「YouTube」などのキーワードを選定できるツールも無料で提供しています。
Ahrehsは、被リンク分析や競合分析を行うときによく活用されているツールで、Google検索エンジンに次いで世界第2位のクローラーを持つとも言われ、キーワード選定にも役立てられています。
使用方法
[Keyword ideas]をクリックすると、関連キーワードをリスト形式で表示させることもできます。
メニュー項目の[Words]で検索結果のワード数を絞ることができるため、3や4に設定してしまえばロングテールキーワードだけを表示させることも可能です。
Mozが提供するKeyword Explororは、日本語に対応しているサジェストキーワード検索ツールです。キーワード候補となるサジェストキーワードを表示させたり、上位表示の難易度を調べることができます。
アカウントを作成すれば無料版を利用できますが、1ヵ月に表示できるキーワードの件数に制限があります。
KeywordmapはURLを入力するだけで競合サイトの流入キーワードを調べることができるツールです。
同じ分野で上位表示されている競合サイトが、どのようなロングテールキーワードで上位表示を獲得しているか把握しておきましょう。そうすることで、効率的にキーワードを選定することができます。
KEYWORD FINDERは、コンテンツのURLとキーワードを入力することで、おすすめキーワードを自動取得できたり、月間検索数やSEO難易度を知ることができます。
サイトをロングテールSEOで最適化したら、そのまま放置してしまわず解析ツールを使って効果を測定しましょう。コンバージョン率・集客・検索順位を定期的にチェックし、改善を繰り返すことが大切です。
Googleアナリティクスを使って、サイト全体とページごとのコンバージョン率を確認しましょう。
コンバージョン率が低い場合、キーワードもしくはコンテンツ自体を見直す必要があります。
それぞれのキーワードが集客できているかを確認しましょう。
セッション数を確認する場合は、Googleアナリティクスを使うと良いですね。検索結果上での表示回数・クリック数・順位など細かい指標まで確認する場合は、Googleサーチコンソールを活用します。これらのツールを連携させ、Googleアナリティクス上でまとめて確認することも可能です。
設定したロングテールキーワードが、検索順位で上位を獲得できているかを確認しましょう。
しかし、1つ1つのページの検索順位を調べるには手間がかかります。そこでSE Rankingなどのツールを使って、あらかじめ狙いたいロングテールキーワードを設定しておけば、その検索キーワードで何番目に表示されるかということが時系列でモニタリングできて便利です。
検索意図を把握しやすく、コンテンツ作成が容易で競合が少ないため上位表示しやすいという特徴をもつロングテールキーワード。しかし、戦略を誤ると流入が全くないということも起こり得ます。
こつこつコンテンツを作成をしていき、サイト全体の検索順位を中長期的にアップさせましょう。この記事を参考に、ぜひ貴社のサイトにもロングテールキーワードを取り入れてみてくださいね。