おすすめのECサイト作成サービス15選！機能や特徴、費用をまとめた比較表も

「ECサイトの立ち上げが決定したものの、作成方法が決まらない」
「色んなEC作成サービスがあるみたいだけど、人気のツールはどれ？」

このように悩んでいる方は多いのではないでしょうか。

ECサイトの作成方法は大きく5つに分けられます。また多岐にわたるECサイト作成サービスがリリースされており、それぞれ費用や機能に差があります。サービス選び次第で、ECサイトの見た目や運用方法が変わってくるため、慎重に選ばなければなりません。

そこで本記事ではECサイト構築を進めやすくなるよう、人気のECサイト作成ツールを15個に厳選して紹介します。近年のEC業界のトレンドと、そのトレンドを押さえて作成できるECツールも紹介しますので、ぜひ最後まで読んで参考にしてください。

こちらの記事ではECサイト構築に強いホームページ制作会社を厳選して紹介しています。外注先を探している方は参考にしてください。

ECサイト構築に強いホームページ制作会社22選！優良な制作会社を特徴別にご紹介！

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ECサイトの作成方法

ECサイトの作成方法は大きく下記の5つに分けられます。

• モール
• ASP
• オープンソース
• パッケージ
• フルスクラッチ

それぞれ下表のような特徴があります。

ここからは各作成方法についてくわしく解説していきます。

ECサイトの作り方について、くわしく知りたい方はこちらの記事も参考にしてください。

ECサイトの5つの作り方を解説！個人・企業に適した構築方法や手順や費用相場まで

モール

ECモールとはオンライン上のショッピングモールのことです。ショップ情報と商品登録のみで、モールに並ぶショップの1つとして出店できます。モール自体に知名度があるため、立ち上げた瞬間から集客のチャンスがあるのが大きな強みです。

ただしプラットフォームごとにルールがあり、デザインや機能でオリジナリティを出すのは難しいという特徴があります。また出店には審査があり、通らないことがある点には注意が必要です。

ASP

ASPとはECサイトに必要な機能が搭載されたプラットフォームのことです。ASPを利用すれば、必要な情報の登録と、簡易的なカスタマイズのみで自社ECを立ち上げられます。

クラウド上のシステムを利用するため、サーバーの管理や準備の必要がありません。一方でデザインや機能面でカスタマイズできる範囲が限られるため、ブランディングは難しいのが難点です。

オープンソース

オープンソースとは誰でも自由に利用できるよう、無償で配布されているソフトウェアのことです。サーバーにインストールし、ソースコードを改変することでオリジナルのECサイトを作れます。

一定のプログラミングスキルが必要ですが、テーマやプラグインを利用すれば、比較的簡単にカスタマイズできます。ただしソースコードが一般公開されているという特性上、セキュリティ面のリスクがある点に注意が必要です。オープンソースを使ってECサイトを作成する場合は、対策を徹底しましょう。

パッケージ

パッケージとはECサイトに必要な機能が備わった製品のことです。ソフトを購入し、自社のサーバー上でカスタマイズすることで、自社ECを立ち上げられます。

ニーズに合わせてカスタマイズを行うことを前提に作られており、機能が充実しているのが特徴です。ただしコストが高い傾向があるため、中～大規模サイト向きの作成方法となります。

フルスクラッチ

フルスクラッチとは、ゼロからプログラミングをして構築する方法のことです。一切制約がないため、完全オリジナルなECサイトを作れます。また外部システムに依存しない分、改修やトラブル対応も迅速に行えるのが大きなメリットです。

ただし構築には膨大なコストと時間がかかるため、資金や人的リソースに余裕がある大企業向けの方法となります。

【比較表】ECサイト作成サービス15選

ここからはおすすめのECサイト作成サービスを紹介します。各サービスの費用・特徴は下記のとおりです。

ここからは作成方法別に、各ECサイト作成サービスについてくわしく解説していきます。

【モール型】ECサイト作成サービスおすすめ3選

モール型のおすすめECサイト作成サービスは下記の3つです。

• 楽天市場
• Amazon
• Yahoo!ショッピング

それぞれくわしく解説します。

楽天市場

楽天市場は国内最大級のテナント型ECモールです。会員数は1億人を超えており、高い集客力が魅力です。

専任のコンサルタントが店舗の立ち上げから販売戦略までサポートしてくれます。手続きに2週間～1ヶ月、開店準備と審査に2週間～1ヶ月程度かかるため、余裕を持って準備しましょう。

Amazon

Amazonは世界で親しまれているECモールで、日本ではアマゾンジャパン合同会社が運営しています。出店準備がシンプルで、他のモールよりもスムーズに販売を開始できます。

出店審査の難易度が低いことや、商品1点から出品できることから、参入しやすい点が大きな魅力です。一方でマーケットプレイス型という特性上、同じ商品を取り扱う店舗が存在する場合、価格競争になりやすい点がデメリットといえます。

Yahoo!ショッピング

Yahoo!ショッピングは国内第3位の売上を誇るECモールです。初期費用、月額費用が無料のため、はじめてショップを立ち上げる方でも参入しやすいです。

グループ会社であるPayPayと連動させたキャンペーンなども多く開催されていることから、PayPayユーザーの集客が期待できます。固定費はかからないものの、売上によってさまざまな手数料がかかるため、事前にシミュレーションしておくと安心です。

【ASP型】ECサイト作成サービスおすすめ7選

ASP型のおすすめECサイト作成サービスは下記の7つです。

• カラーミーショップ
• BASE
• STORES
• Shopify
• makeshop
• futureshop
• ショップサーブ

ASPについて、よりくわしく知りたい方はこちらの記事を参考にしてください。

ECサイトを構築できるASPカートとは？メリットや代表的なカートを紹介

カラーミーショップ

カラーミーショップは流通総額1兆円超えを誇る、国内最大級のネットショップ作成サービスです。基本料無料のプランと有料3プランから選べます。

デザインテンプレートが多数用意されているほか、CSS編集が可能なため、オリジナリティのあるECサイトを作れます。また同一ドメイン内にWordPressを無料で導入できるのも大きな特徴です。コンテンツ発信を行うことで、集客力強化が狙えます。

BASE

BASEはショップ開設数210万超えのECサイト作成サービスです。直感的な操作で登録ができ、販売開始まで最短30分とスピーディに立ち上げられます。

BASEは標準対応の決済方法が豊富で、優れたユーザー体験を提供できるのが大きな強みです。またInstagram販売や予約販売など、多彩な販売方法に対応できる拡張機能が備わっているため、理想のビジネスモデルを実現できます。

STORES

STORESは実店舗との連携に優れたECサイト作成サービスです。固定費0円のフリープランと、月額制のベーシックプランに分かれています。フリープランでも商品登録数に制限がありません。

STORESは決済端末やPOSレジなども提供しており、ECと実店舗を簡単に連携させられます。また固定費無料で倉庫サービスを利用できるなど、快適なショップ運営を実現する環境が整っています。

Shopify

Shopifyは170ヶ国以上で利用されているカナダ発のECサイト作成サービスです。機能拡張のために提供されているShopifyアプリは3,000以上にのぼり、自由にカスタマイズできます。

多くの言語・通貨に対応しているため、越境ECに適しています。またデザイン性に優れていることから、オリジナリティを出したい方にもおすすめの作成ツールです。

makeshop

makeshopは600以上と豊富な機能が魅力のECサイト作成サービスです。カスタマイズすることで、作成から運営まで自社の理想とするスタイルを実現できます。

集客対策機能も充実しているため、売上アップを目指しやすいです。

futureshop

futureshopはデザインのカスタマイズ性の高さが強みのECサイト作成サービスです。ドラッグ＆ドロップでパーツの配置を決められるため、専門知識がなくても好みのデザインを実現できます。

またライブコマースやオムニチャネルなど、さまざまな施策や運用方法に対応する機能が備わっており、効率的にショップを発展させられます。

ショップサーブ

ショップサーブは店舗を成長させるための機能・サポートが充実しているECサイト作成サービスです。 標準搭載されているCRM機能を使えば、個別に適切なタイミングでメッセージを送ることができ、顧客ロイヤリティを高められます。 また専任担当によるサポートでは、EC領域以外にも踏み込んで提案してもらえるため、企業全体の売上拡大を目指せます。

【オープンソース型】ECサイト作成サービスおすすめ3選

オープンソース型のおすすめECサイト作成サービスは下記の3つです。

• EC-CUBE
• WordPress
• Magento Open Source

それぞれくわしく解説します。

EC-CUBE

EC-CUBEは国産のEC専用オープンソースです。日本の商慣習に最適化された機能が豊富なことや、日本人が扱いやすい管理画面が備わっていることが人気の理由の1つです。

また80以上のデザインテンプレートが用意されており、知識がなくてもクオリティの高いデザインを制作できます。国内向けECを自分好みにカスタマイズしたい方におすすめの作成サービスです。

WordPress

WordPressは世界シェアNo.1のオープンソースCMSです。コーポレートサイトやオウンドメディアに用いられるケースが多いサービスですが、ECサイト向けのテーマやプラグインもたくさん用意されています。

WordPressでECサイトを作成する最大のメリットはコンテンツマーケティングによる集客を行いやすい点です。ブログ機能を使って商品紹介や選び方を解説する記事を作成すれば、ターゲット層にアプローチできます。

Magento Open Source

Magento Open Sourceは世界的に人気のあるオープンソースECです。大量のトランザクションにも耐えられる基盤が備わっており、大規模ECの構築に適しています。

また60以上の言語と50以上の通貨に対応しているため越境ECも構築できます。巨大なECモールとの連携もできるなど、多様な使い方に対応できるEC作成サービスです。

【パッケージ型】ECサイト作成サービスおすすめ2選

パッケージ型のおすすめECサイト作成サービスは下記の2つです。

• ecbeing
• EC-ORANGE

それぞれくわしく解説します。

ecbeing

ecbeingは国内最大級のサポート体制をもつECパッケージです。開発体制600名以上、運用支援部隊250名以上によるワンストップサポートが受けられます。

分析機能やクーポンなどの機能が標準で備わっており、売上をあげられる仕掛けが満載です。運用体制に合わせたカスタマイズも行っているため、理想のECサイトを作れます。

EC-ORANGE

EC-ORANGEは拡張性の高さが強みのECサイト構築パッケージです。パッケージ型でありながらソースコードが開示されているため、自由にカスタマイズできます。

オムニチャネルやふるさと納税向けECサイトの構築など、多様なビジネスモデルに対応できる柔軟性が大きな魅力です。内製化支援やマーケティング支援も行っているため、自社運用に不安がある方にもおすすめのサービスです。

【ニーズ別】おすすめのECサイト作成ツール

ここからは多くの方が抱えるニーズに対応できるECサイト作成ツールを紹介します。

ここからはニーズ別にくわしく解説していきます。

費用を抑えて作りたい

起業に際してECサイトを作る場合や、売上が上がるか不安な場合など、費用を抑えて作りたい方には下記の作成ツールがおすすめです。

これらの作成サービスは、いずれも初期費用無料で使えます。ただし手数料等はかかるため、シミュレーションを行い、無理なく運用できるものを選びましょう。

またプログラミングスキルがある場合は、カスタマイズ性に優れたオープンソースでの作成がおすすめです。有料のテーマやプラグインを使わなければ、サービス利用料は一切かかりません。

すぐにECサイトを立ち上げたい

ECサイトを立ち上げる際、構築や出店審査などに時間を要します。サービスによっては数ヶ月かかる場合もありますが、下記のサービスはスピーディに販売を開始できます。

BASEは必要な情報の入力とデザインの選定のみで、最短30分で販売を始められます。Amazonは出店審査がありますが、最短3営業日となっており、スムーズに出品可能です。

大規模なECサイトを構築したい

膨大な量の商品を扱いたい、多くの機能を搭載させたECサイトを作りたいと考える方には下記のサービスがおすすめです。

大規模なECサイトの構築には、豊富な機能を自在にカスタマイズできる「パッケージ型」が適しています。オープンソースでも構築は可能なものの、プラグインが干渉して不具合が起きる恐れがあるため、構築や運用に手間がかかります。

また「どのECサイトとも違う完全オリジナルなECサイトを作りたい」「予算や時間をかけられる」という方はフルスクラッチでの構築がおすすめです。

将来的にショップを大きくしていきたい

将来的にショップを拡大させたいと考える方には、下記の作成サービスがおすすめです。

makeshopとショップサーブは複数のプランが用意されており、売上や商品数などに応じてプランを変更できます。小規模から中規模まで幅広いショップに対応できるため、将来的な拡張を考える方におすすめです。

Magento Open Sourceは大量のアクセスにも動じない安定性を保持しています。機能やページを追加しても安定した環境を維持できるため、ユーザーの利便性を損ねません。

ecbeingは、さまざまなニーズに対応できるよう、機能が充実しています。拡大に合わせて柔軟にカスタマイズできるため、ショップを成長させたい方におすすめです。

EC業界のトレンドを押さえられるECサイト作成サービス

ECサイトを構築するうえで、トレンドを意識しておくことは重要です。なぜならトレンドには、顧客のニーズが反映されているためです。ユーザーが求める機能や販売方法に対応することで、満足度を高め、売上アップも期待できます。

ここからはEC業界のトレンドと、対応できるECサイト作成サービスを紹介します。

トレンド1：越境EC

近年、少子化やグローバル化が進み、国内消費のみにターゲットを絞ると、売上を伸ばしにくい状況にあります。そこで市場拡大のチャンスとして注目されているのが越境ECです。日本の高品質な商品は海外人気も高く、ニーズが高まっていることも、トレンドにあがる理由の1つといえます。

ただしECサイトを作れば海外ユーザーに販売できるわけではありません。言語や決済方法などを最適化させる必要があるため、対応している作成サービスを選ぶ必要があります。

越境ECに向いているサービスは下記のとおりです。

Amazonなら海外出品用アカウントの作成と日本アカウントとの紐づけのみで、簡単に海外ユーザーに向けて出品できます。各国の言語や通貨に対応しているのはもちろん、物流も整備されているため手間がかかりません。

Shopifyは世界的に人気のECプラットフォームで、現地の言語や商慣習に合わせたEC構築が可能です。3000以上の拡張アプリを使えば、市場の変化にも柔軟に対応させられます。

Magento Open Sourceは日本語サイトと海外向けサイトを分けられる仕様です。商品の販売対象国を限定したい場合は、対象国では表示、非対象国では非表示というように表示を分けられます。ユーザーにとって使いやすく、企業が運営しやすい作りになっているのがポイントです。

トレンド2：オムニチャネル

オムニチャネルとはオンラインオフライン問わず、あらゆる販売経路を統合させるマーケティング施策のことです。かつては実店舗とECサイトが別の事業として扱われることが多くありましたが、スマホの普及により統合させる動きが強まっています。

オムニチャネル化することで、より適切な商品の提案や在庫がある店舗からの取り寄せなどが可能になり、顧客満足度を高められます。

このオムニチャネルを実現できるECサービスとして、下記がおすすめです。

futureshopでは、オムニチャネル向けのプランが用意されています。このプランで契約すると、実店舗の在庫表示機能や在庫連携APIといった、顧客体験を高めたり円滑に運営したりするための機能が使えます。

EC-ORANGEはECサイト構築サービスのほかにPOSシステムも提供しており、両方を導入することでオムニチャネル化が可能です。データが統合されるため、チャネルごとに最適なマーケティング戦略を設計できます。

トレンド3：サブスク

近年サブスクサービスが普及しており、その流れはECにも及んでいます。動画や音楽配信のサブスクに馴染みがある方は多いと思いますが、洋服やコスメ、食品のサブスクサービスも増えてきています。

このようなサブスクECの立ち上げにおすすめのEC作成サービスは、下記の2つです。

Shopifyではサブスク販売のための拡張アプリが多数リリースされています。選択肢が多いため、自社の理想の販売スタイルに合ったECサイトを作成できます。

makeshopではサブスク販売に最適化させたEC制作実績が豊富です。ビジネスモデルに合わせたカスタマイズに対応しているため、独自性の高いサービスも実現できます。

トレンド4：AI活用

近年ビジネスにおいてAIが注目されるようになりましたが、EC市場においても活用されるケースが増えてきました。AIが搭載されたEC作成サービスも増えており、おすすめは下記の2つです。

BASEには「BASE AI アシスタント」と呼ばれる、EC運営業務を効率化する機能が搭載されています。商品説明文作成やショップデザインの提案などの業務効率の向上に効果的です。

makeshopでは「AiDeal」というAI Web接客ツールをオプションとして提供しています。AIが商品購入でためらうユーザーを検知し、最適なタイミングでクーポンを提供するというものです。活用することで、効率的にコンバージョン率向上につなげられます。

トレンド5：ID決済

ID決済とはキャッシュレス決済の1つで、外部サービスに登録されたIDとパスワードでアカウントにアクセスし、支払いの手続きを行う方法のことです。代表的なサービスに「PayPay」や「Amazon Pay」などがあります。近年ID決済の利用者が急増しており、EC業界でも対応させる流れが強まっています。

ID決済に対応させやすいECサイト作成サービスは下記の通りです。

これらの作成サービスで作ったECサイトに標準搭載されている決済サービスはID決済が含まれています。別途決済サービス会社と契約しなくてもID決済に対応させられるため、手間をかけずにトレンドを押さえられます。

目的に合わせて最適なECサイト作成サービスを選びましょう

ECサイトの作成方法は大きく5つの方法に分けられます。それぞれ作成費用や難易度等が異なるため、自社の目的に合わせて選びましょう。

また作成サービスも多岐にわたります。中長期的に成果を上げられるECサイトを作るには、求める機能やサポートを明確にしたうえで選ぶことが重要です。本記事で紹介した内容を参考にしながら、自社に合うサービスを探してみてください。

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