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メールで相談する「リッチリザルトって何だろう?」
「リッチリザルトを実装したいけど難しそう」
このような疑問や悩みをお持ちではありませんか?リッチリザルトは、わかりやすい検索結果を表示するためにGoogleが提供している機能です。通常の文字情報に加え、レビューやハウツーなどの詳細な情報を検索結果に表示できるため、ユーザーの目にとまりやすくなり、クリック率の向上につながります。
そこで今回は、リッチリザルトについて以下6つのポイントに絞って、初心者にもわかりやすく解説します。
この記事を読むと、リッチリザルトや構造化データの概要が理解できます。専門知識がなくてもできる実装方法についても解説していますので、ぜひ最後まで読んで参考にしてください。
リッチリザルトとは、Googleの検索結果に表示される付加情報のことです。通常よりも検索結果を際立たせられるため、アクセス数の増加につながります。表示させる情報は、レビューや画像、動画など約30種類あり、コンテンツ内容に適したリッチリザルトを設定することが大切です。
以前は「リッチスニペット」「リッチカード」などと呼ばれていましたが、現在は「リッチリザルト」という名称に統一されています。
リッチリザルト | 強調スニペット | |
---|---|---|
表示場所 | 検索結果タイトル下部 (検索順位に変動はなし) | 検索結果最上位 |
概要 | 通常の検索結果に加えて詳細な情報を表示する | 主に質問形式の検索に対して、端的に回答を表示する |
表示内容 | 画像、口コミ、レシピ、ハウツー など31種類の情報 | 文章、画像、動画、リスト、表 |
表示方法 | 構造化データを実装する | Googleの判断により表示されるため自分では設定できない |
リッチリザルトと混同されがちなのが「強調スニペット」です。どちらもユーザーにわかりやすい検索結果を表示させる機能ですが、両者は上記の通り異なる特徴をもっています。
スニペットには「抜粋」という意味があります。ユーザーの質問に対し、適した回答をWebページから抜粋し、検索結果上位に強調表示する機能のことを強調スニペットといいます。強調スニペットの表示はGoogleの判断によって決定されており、明確な設定方法は公開されていません。
一方リッチリザルトは、検索結果のタイトル下部に付加情報として表示されます。強調スニペットのように検索上位に表示されることはなく、順位に変動はありません。また、設定するには構造化データを実装する必要があり、表示内容はある程度コントロールが可能です。構造化データについては後述します。
このように、一見似たように見えるリッチリザルトと強調スニペットですが、表示場所や内容、表示方法について違いがあることがわかります。
ここでは、以下6つのリッチリザルトについてご紹介します。
1つずつ解説していきます。
セミナーや講演会などのイベント情報も、リッチリザルトで表示できます。ユーザーがイベントに関するキーワードを検索した際に、関連するイベント名、開催日、曜日などを表示します。イベントごとに個別にURLを指定すれば、詳細情報にすぐにアクセス可能です。
価格や在庫状況、レビューなどの商品情報を表示します。サイトを見なくても商品情報がわかるため、ユーザーの利便性が高まります。また、ユーザーが商品を気に入れば、そのまま購入につながる可能性もあるため、最新の情報を表示することが重要です。
画像や調理時間、カロリー、レビューなどを表示します。ひと目見て料理をしたくなるような画像を設定することで、クリック率の向上につなげられます。
ものごとの一連の流れを、動画や画像、テキストを使用して順序立てて説明するリッチリザルトです。難しそうな事柄を簡潔に解説して表示すれば、ユーザーに「わかりやすそうなWebサイトだ」と感じさせられるため、サイトへの誘導につなげられます。
パンくずリストはWebサイトの階層構造を表示します。URL横に階層ごとに「>」で区切って表示され、ユーザーがWebサイト上で「今どのページを見ているのか?」を理解しやすくなります。
会社のロゴや企業情報、仕事の詳細などの求人情報を一覧表示できるリッチリザルトです。「フルタイム」「掲載3日以内」などのフィルターが設置されているため、ユーザーはクリックするだけで絞り込み検索ができます。
なお、上記を含めてリッチリザルトは全部で31種類あります。(※2023年7月現在)クリック数増加を狙うには、自社のコンテンツに適したリッチリザルトを選択することが重要です。
参考:Google 検索がサポートする構造化データ マークアップ
リッチリザルトの表示には「構造化データ」が必要です。構造化データとは、検索エンジンにWebサイトの内容を正しく理解させるために記述したデータのことです。構造化データを実装することを「構造化マークアップ」と呼びます。
検索エンジンは、Webサイト上に記載された文字情報の「意味」までは正確に理解できません。例えば、店舗の所在地や連絡先を記載した文は、人間には住所や電話番号が載っていると伝わりますが、検索エンジンにはただの文字列としか認識されない可能性があります。そこで、構造化マークアップをすれば、検索エンジンに「これは住所だよ。これは電話番号だよ」と伝えて、理解を助けることができるのです。
リッチリザルトを表示させるには、構造化マークアップによって「この部分をリッチリザルトにして」と、検索エンジンに働きかける必要があります。
リッチリザルトの設定により得られるメリットは以下の2つです。
それぞれくわしく解説します。
リッチリザルトを設定すれば、ユーザーにとって視覚的にわかりやすい検索結果を表示できます。文字情報が羅列しただけの検索結果よりもユーザーの目を引くことができるため、クリック率の向上にもつながるでしょう。このことはGoogle検索セントラルブログでも公言されています。
Google のシステムにページをより具体的に認識させることで、本ブログ記事で紹介してきた魅力的な機能を使用して、Google 検索でコンテンツを際立たせることができます。これにより、ユーザー エクスペリエンスを向上させ、アクセス数を増やすことができます。
コンテンツに適したリッチリザルトを設定すれば、検索ユーザーの利便性を向上させ、アクセス増加が期待できます。
リッチリザルトの表示にあたって構造化データを実装すれば、検索エンジンにコンテンツ内容が伝わりやすくなります。どんなに良いコンテンツでも、検索エンジンが内容を理解できなければ上位表示はされません。リッチリザルトのために構造化データを実装することは、結果的に検索エンジンの理解しやすいサイトを作り、SEOにも良い影響を与える効果が期待できるでしょう。
構造化データを実装する(構造化マークアップ)には以下3つの方法があります。
1つずつくわしく解説します。
専門知識のない方でも簡単に取り組めるのが、Googleが提供している「データハイライター」を利用する方法です。自分でHTMLコードを改変する必要がなく、マウス操作で簡単にリッチリザルトの設定が可能です。ただし、設定できるリッチリザルトには限りがあります。
▼データハイライターでサポートされている構造化データ9種類
参考:SearchConsoleヘルプ│データハイライターについて
構造化マークアップのためのソースコードを簡単に作成してくれるのが「構造化データマークアップ支援ツール」を利用する方法です。データハイライター同様、Googleが提供しているツールで、初心者にもおすすめの手段です。
画面上の指示に従って操作すれば自動的にHTMLを作成してくれるため、後はソースコードに貼り付けてWebページに反映をさせれば完了です。こちらも、設定できるリッチリザルトには限りがあります。
▼構造化マークアップ支援ツールでサポートされている構造化データ12種類
参考:Google構造化データマーク│構造化データマークアップ支援ツール
最も基本的なのがHTML上に直接書き込む方法です。手間はかかりますが、細かい箇所まで柔軟に設定ができるメリットがあります。Google公式が公開しているスタートガイドを参照し、各構造化データの最新ガイドラインを確認してから記述をすると良いでしょう。
専門的な知識が必要な上、記述ミスがあるとエラーになってしまいます。難易度が高いため、初心者は先述した「データハイライター」や「構造化データマークアップ支援ツール」を使用するのがおすすめです。
構造化マークアップしてもリッチリザルトが表示されない原因は「Googleがリッチリザルトを表示する必要がないと判断した」もしくは「構造化データに誤りがある」の2つが考えられます。後者の場合は対処ができるので、構造化マークアップ後は正しく記述できているのかを確認しましょう。
確認するには以下2つの方法があります。
1つずつくわしく解説します。
リッチリザルトテストは、構造化マークアップが正しくできているかを確認できるツールで、Googleのクローリング前でも検証可能です。テストしたいURL、もしくはHTMLを入力すれば、記述した構造化データに誤りがあった際にエラーや警告表示をしてくれます。
クローリングとは?…検索エンジンがWebサイトを巡回して情報収集すること
Googleが提供しているSEO分析ツール、Google Search Console(サーチコンソール)でも確認できます。ページ単位で検証するリッチリザルトテストと異なり、Webサイト全体で構造化データが正しく記述されているのかを一覧でチェックが可能です。
サーチコンソール管理画面の左側にある拡張欄に「パンくずリスト」「よくある質問」…など設定したリッチリザルトが表示され、項目ごとに状況を確認できます。サーチコンソールで確認する場合は、Googleがクローリングするまで待つ必要があります。
正しく構造化マークアップをすれば、必ずリッチリザルトが表示されるわけではありません。なぜなら、リッチリザルトの表示は、Googleによって判断されているためです。このことは、Google公式でも公言されています。
“構造化データを使用して、ある機能が表示されるよう設定することはできますが、その機能が必ず表示されるとは限りません。Google のアルゴリズムは、さまざまな要因(検索履歴、位置情報、デバイスのタイプなど)に応じて検索結果を調整し、ユーザーにとって最適と思われる検索エクスペリエンスを生み出します。また、ある機能が別の機能より適していると判断することもあれば、テキストの検索結果が最適であると判断することもあります。”
構造化マークアップは、リッチリザルトを表示させるための条件ではありますが、表示を約束するものではありません。構造化マークアップをしてもリッチリザルトが表示されない場合は、質の高いコンテンツが作れているか、Googleのガイドラインを遵守できているかを確認し、改善をしていきましょう。
▼遵守すべきGoogleのガイドライン
今回はリッチリザルトについて、以下6つのポイントについて解説しました。
リッチリザルトの設定ができれば、ユーザーの目を引くわかりやすい検索結果を表示できます。文字だけの検索結果より目立たせることができるため、アクセス数の増加にもつながるでしょう。
リッチリザルトの表示には、構造化データの実装が必須です。ツールを活用すれば比較的簡単に設定が可能なため、クリック率の向上を目指すなら、ぜひ取り組んでみてください。