日本最大級のホームページ制作会社検索サイト

Shopifyのサイトは多言語化さた方が良い?多言語化の方法・おすすめの対応アプリを紹介します。

鈴原 千景

Written by

鈴原 千景

Shopify 多言語化

「Shopifyで制作したサイトって多言語化させた方が良い?」
「具体的に多言語対応させるには、どうしたら良いの?」

Shopifyを使ってEC運営を始めたばかりの方で、上記のような疑問を抱えている方もいらっしゃるのではないでしょうか?結論から申し上げますと、Shopifyで制作したサイトは多言語化した方が、売上アップに繋がります。本記事では、

  • Shopifyを多言語化させた方が良い理由
  • 多言語化させる方法
  • 多言語化に伴って発生する設定変更

などについて、丁寧に解説。記事後半では、おすすめの多言語化アプリも紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください。

Shopifyで構成したサイトは多言語化させた方が良い

販路拡大・売上の増加を促すことに繋がるので、Shopifyで構築したサイトは多言語化させることをおすすめします。

理由1:海外展開ができるようになる

日本製品へのニーズが世界的に高まっていることを受けて、ECサイトの海外展開を検討している店舗が増加しています。しかし、海外に現地法人を立ち上げるにはリスクがあるため、安全にグローバル市場に展開できる越境ECの注目度が高まっている状況です。

越境ECの展開には多言語対応が必須。

Shopifyを活用し、多言語化に対応するためのテンプレートや翻訳アプリを使うことで、手軽に翻訳サイトを制作できます。1つの画面だけで管理が可能という点も魅力的です。

Shopifyで構築したサイトを多言語化することで、日本にいながら海外に拠点を設けなくても、外国人ユーザーを対象としたショップの展開が可能です。

理由2:売上増加につながる

多言語化を行い海外展開を行うことでマーケットを拡大できるため、多くの国の消費者に商品やサービスの魅力を届けることが可能です。
その結果、購入者・売上の増加が期待できるでしょう。

Shopifyを多言語対応にする際の3つの方法

Shopifyストアを多言語化するための手順についてみていきます。前提条件として、複数言語で販売するにはベーシック以上のプランが必要です。

場合によっては上位プランへのアップグレードが必要なことは、把握しておきましょう。

1:テーマの言語対応を確認する

全てのテーマが多言語に対応しているわけではないため利用しているテーマが多言語化に対応しているのかしっかりと確認しましょう。

新たな言語を追加する場合は、テーマ更新の必要があるだけでなく、第三者団体・企業・機関が開発したテーマを利用している方は個別の問合せが必要です。

また、ユーザーが自国の言語に切り替えるためには、言語セレクター(国や地域が記載されたドロップダウンメニュー)が必須であることも把握しておきましょう。

Shopifyでテーマを追加する3つの方法

  • 管理画面からインストールする
  • ストアから購入する
  • テーマファイルをアップロードする

デザインはサイトの印象を決めるものであるため、慎重に検討しましょう。

【無料・有料】Shopifyで人気のテーマ6選!テーマをカスタマイズする方法も紹介します。

2:Shopifyストア内で言語を管理する

Shopify管理画面で公開・非公開・削除などの管理が行えるため、新しく追加した言語を公開できます。

言語公開する際の手順

  1. 管理画面で「設定」をクリックし、「ストアの言語」をクリック
  2. 「翻訳された言語」サイドメニューから公開したい言語の「公開する」をクリック
  3. 「保存」をクリックする

    言語を公開した後はShopifyによって、言語コードの追加された固有のURLが翻訳したコンテンツごとに生成されます。複雑な手順が必要なく、言語の管理を簡単に行うことが可能です。

    3:翻訳アプリのインストールと設定

    複数言語の販売に対応するプランであれば、管理画面で言語の追加・設定はできます。ただし、翻訳は自社で行うことになるため、翻訳アプリが必要です。

    翻訳アプリのインストール・設定方法

    1. 管理画面で「設定」にアクセスし、「ストアの言語」をクリックする
    2. 移動したページの画面右上にある「言語を追加する」をクリックした後、希望の言語を選んで「追加」を選ぶ
    3. 「Shopifyアプリストアを見てみる」をクリックする
    4. 自社のニーズに合った翻訳アプリをインストールしたうえで手順通りにコンテンツの翻訳を行う

    翻訳アプリのインストールと設定を行いましょう。

    【一覧】Shopifyのアプリ15種類を紹介!アプリを選ぶ際のポイントも解説します。

    海外展開と多言語化に必要な追加設定

    海外展開で多言語化はだけでなく、追加で設定しなければならない重要なポイントがあります。決済手段・通貨・発送手段などです。詳細をみていきましょう。

    決済手段の設定を確認する

    日本だけでなく海外の市場をターゲット越境ECでは、海外に適した決済手段を用意する必要があります。

    Shopifyでは、多くの海外ユーザーに対して有効な決済手段である「PayPalExpressCheckout」を標準で利用可能です。「Shopifyペイメント」という決済サービスも提供しています。

    Shopifyペイメントの対応する決済方法

    • Applepay
    • Googlepay
    • Amazonpay
    • クレジットカード決済(VisaやMastercard、JCB、AmericanExpress)

    越境ECに必要な決済手段にはさまざまな種類があるため、自社に適したものを検討しておきましょう。

    通貨(レート)を設定する

    越境ECにおいては、ユーザーが自国通貨でECサイトを閲覧できるようにしておくことが大切です。

    役立つアプリとしてはBESTCurrencyConverter」が良いでしょう。無料版では5つ、有料版では160もの通貨に対応できるだけでなく、1日に2回自動でレート更新されるなど為替変動のリスクの軽減が可能です。

    追加アプリによる海外発送の対応を検討する

    越境ECや海外展開では、海外発送への対応を検討しなければなりません。国内発送とは送料の計算の仕方などが異なっているため、Shopifyアプリを活用して課題の解決に取り組む必要があります。

    課題の解決にはEasyLabelJapanPost(月額$14.90〜)」と「EasyRateJapanPost(月額$9.90)」のアプリを組み合わせることで海外配送料金の最適化が可能です。

    Shipando」アプリを使用することで、日本郵便や佐川急便、UPS・DHLなどさまざまな業者の配送料金も一画面で比較できます。配送方法の選択ができるだけでなく、送り状・インボイスの自動発行も可能です。

    Shopifyのおすすめ多言語対応アプリ6

    Shopifyストアの言語切り替えには翻訳アプリが必須です。ここでは、多言語化に対応できるおすすめアプリ6選をみていきましょう。

    1:Langify

    Langifyは、翻訳語の言語のSEO対策が自動で行われるなどシンプルで使いやすいアプリです。

    アプリの特徴

    • 対応させたい言語のビフォーアフター確認しながら編集が行える
    • 言語選択が可能で、カスタマイズを行える
    • 自動言語検出が可能、さまざまな種類の言語に対応し言語ごとに複数のドメイン
    • 画像翻訳サポート
    • 料金は$17.5/月

    レビューが高く、Shopify公式ブログでも紹介されているアプリです。ただし、翻訳言語は自分で入力する必要がある点、チェックアウトページと通知については翻訳されない点は注意してください。

    2:LangShop

    LangShopはインストールを行い、新しい言語を追加することで希望する言語へ自動翻訳ができます。

    アプリの特徴

    • 翻訳可能言語は241言語、多言語SEOに対応できる
    • 翻訳数やPV数による制限がない
    • 月額9.9ドル~

    月額は他のアプリよりも高めであるものの、自動翻訳機能があるため、初心者の方にもおすすめのアプリです。

    3:TranslateMyStore

    TranslateMyStore事前にアプリ内で手動で翻訳しておくことで、AIが自動翻訳してくれるというものです。

    アプリの特徴

    • 翻訳インタフェースがシンプル
    • 他のSEO対策アプリとの連携を行える
    • 翻訳データに関しては、CSVやExcelデータでインポート・エクスポートが可能

    料金がかからないため、費用を抑えながらAI翻訳を試せます。そのため、費用を抑えて翻訳したい方には適しているアプリです。

    4:Interlingue

    Interlingueは日本のソフトウェア開発会社が展開しているShopify翻訳アプリです。コンテンツの一括翻訳やページごとの翻訳などが行えます

    アプリの特徴

    • 多言語SEOに対応できる
    • 日本語での表示か可能で、日本語によるサポートを受けられる
    • 翻訳結果のCSVインポート・エクスポートが可能
    • 他のShopifyアプリの挙動に影響を与えない
    • 月額9ドル

    Interlingue日本語によるサポートを受けられるため、リーズナブルな価格で利用できるアプリです。

    5:Transcy

    Transcyはストアの言語翻訳だけでなく、ストア通貨をユーザーの現地通貨への変換が可能です。

    アプリの特徴

    • 写真や画像の翻訳を行える
    • ユーザーの国とブラウザの自動検出
    • 言語翻訳の自動更新が行われる
    • カスタマーサポートが付いている
    • プランには、無料・9.9ドル/月、19.9ドル/月、39.9ドル/月の3つのプランがある

      通貨の為替レートの自動設定が可能であるため、翻訳と現地通貨の適用を同時に行いたい方に適しているアプリです。

      6:Weglot

      Weglot世界中で5万社以上で活用されているWebサイト翻訳ソリューションです。Shopifyアプリ版も用意されていて、Shopifyの全テーマ・アプリとの互換性があります。

      アプリの特徴

      • 翻訳可能言語は100言語以上、多言語SEOに対応できる
      • コンテキストエディタが搭載されているため、手動で翻訳できる
      • 言語数・翻訳に応じて4つのプランから選択できる

      Weglotは使い方がシンプル、アカウント作成後は翻訳元・翻訳先の言語を指定して実行するだけです。

      Shopifyを多言語化する際の注意点

      Shopifyを多言語する際にはいくつか注意したいポイントがあります。注意点を把握したうえで、Shopifyの多言語化を実施しましょう。

      サイト内検索が使えない場合がある

      翻訳アプリを使ったShopifyサイトは、自動翻訳が完璧ではないことなどが原因でサイト内検索が上手くできない場合があります。
      Shopify自体は優れた検索機能があるものの、トラブルが発生する可能性があることは覚えておきましょう。

      言語ごとにSEO対策をする

      アプリの翻訳が不自然だとSEOに悪影響を与えるだけでなく、場合によっては検索エンジンからスパムと判断されるリスクがあります。
      Shopify翻訳アプリはSEOに対する工夫がされているものの、自動翻訳を見直すといった対策は必要です。

      多言語に対応したテーマを設定する

      Shopifyのテーマは多言語に対応していることが多いです。しかし、一部のテーマは多言語に対応していません。
      Shopifyで越境ECサイトを運営するのであれば、使用テーマの情報を調査し、多言語対応がされているか確認しましょう。

      自動翻訳はユーザーにとって使いにくい可能性がある

      言語対応を自動翻訳で行った場合、翻訳の精度が低くなることがあります。

      自動翻訳により想定されるデメリット

      • ターゲットする国の人々に言葉の意味が通じなくなくなる
      • ユーザーが使いにくさを感じる
      • 自社の製品やサービスの情報が正確に伝わらない

      自動翻訳を行った際は、翻訳内容が適切であるかどうかの確認が大切です。

      対象とする国の法律や規制を把握しておく

      多言語化対応を行う際には、対象国の法律や規制を把握することが大切です。とくに商品によっては国で規制していることもあるため、意図せずに対象国の法律や規制に違反するケースも想定されます。

      トラブルを避けるためにも現地の法律や規制などの知識を持ちマーケットついて詳しい人にアドバイスを受けることが大切です。

      Shopifyを多言語化する際は注意点を把握し、売上拡大に貢献するサイトにしましょう!

      • Shopifyを多言語化する方法
      • 多言語化の際に利用できるアプリ6選
      • 多言語化にあたっての注意点

      について解説しました。マーケットが拡大できるため、売上増加につながるでしょう。

      サイトの多言語化を行う場合には翻訳アプリを活用しつつ、内容を確認することが大切です。注意点なども把握しつつ、Shopifyでの多言語化を実施し、海外展開を行いましょう。

      この記事を書いたライター

      鈴原 千景

      鈴原 千景

      6年ほどライター・編集者・ディレクターを経験。マーケティング、ECサイト分野に強く、今まで数千記事を執筆。「難しいものを分かりやすく解説する」「クライアントと読者どちらの視点も考えつつ執筆する」をモットーにしている。

      このライターの記事一覧

      この記事を監修した人

      金井 宏透

      金井 宏透

      JetB株式会社顧客マーケティング支援部マネージャー。2008年から大手IT企業にて広告・SEOのセールマネージャーを経験した後、モバイルゲーム会社にてマーケティングに従事。2019年より優良WEB運営元であるJetB株式会社にジョイン。

      この監修者の記事一覧

      Share

      関連記事

      Share