「コストを抑えるために自社でランディングページを作りたいけど、HTMLの知識がなくても大丈夫?」
「WordPressでランディングページって作れるの?」
といった疑問を抱えている、Web・マーケティング担当になりたての方!コーディングの知識がなくても、HTMLやCSSなどのコードが含まれているフォーマットを使って、簡単にランディングページを制作することができます。本記事では、
- ランディングページのHTMLテンプレート6選
- ランディングページに最適なWordPressのテンプレート5選
- ランディングページの構成テンプレート
などを解説。「ランディングページのテンプレート」には、HTMLやCSSコードで制作されたテンプレートを指す場合と、WordPress専用のテーマを指す場合がありますが、この記事ではその両方を紹介します。
※クラウド型CMSをテンプレートという場合もありますが、優良WEBではそれを「ランディングページ制作ツール」として以下の記事で紹介しているため、今回は割愛します。
目次
ランディングページが作れるHTMLテンプレート6選
ここからは、HTMLテンプレートを5つ紹介します。
ランディングページ制作に必要なHTML・CSS・JavaScript、画像などのデータファイルがセットになったものです。無料のものと、有料のものがあります。
HTMLテンプレート【無料編】
無料HTMLテンプレ①:テンプレどん
特徴
- シンプルなテンプレート
┗テンプレどんのランディングページ用のテンプレートは1つのみです。デザインはとてもシンプルで、無駄がありません。 - カスタマイズが自由
┗HTMLやCSSの知識さえあれば、自由にカスタマイズできます。専門知識が無い場合でも、コーディング初心者の方へ向けた参考書の案内もあるので、参考にしてみてはいかがでしょうか。 - 制作代行もしている
┗コーディングを含んだランディングページの制作は10万円から行っています。ただし、テンプレート利用時と変わらず制作物の知的財産権および著作権の譲渡は行っていません。
無料HTMLテンプレ②:LPCreate
特徴
- 提供元がランディングページ制作会社
┗LPCreateでは、ランディングページ制作会社のnanoTRACKがサービスの一環として、HTMLテンプレートを配布しています。制作のプロが作ったテンプレートなので、安心できますね。 - 初心者でも簡単にカスタマイズできる
┗このテンプレートは必要最低限のコンテンツのみ設置されているため、カスタマイズ前提の枠組みとして利用することをおすすめします。 - 著作権表示がない
┗無料テンプレートによくある著作権表示がありません。
無料HTMLテンプレ③:デザインが参考になるランディングページ集
特徴
- テンプレートの種類が多い
┗デザインが参考になるランディングページ集は、ランディングページ用のテンプレートを5つ(内1つはスマホ用)配布しています。無料テンプレートサイトは、ランディングページに適したテンプレが1つのみの用意がほとんどです。 - レスポンシブ対応したテンプレートがある
┗無料HTMLテンプレートには珍しい、レスポンシブデザインのテンプレートが1つ用意されています。 - 著作権表示は基本的にあり
┗ブログ・Facebookに自社サイトのリンクを2つ以上貼れば、ライセンスコードが発行されます。
無料HTMLテンプレ④:SNIPPET

特徴
- シンプルなデザイン
┗SNIPPETは「カスタマイズを前提に構成したテンプレート」と謳っているように、必要最低限の構成のみです。 - ダウンロードタイプではない
┗大体のHTMLテンプレートはダウンロードすることで利用できるものが多いと思いますが、このサイトのテンプレートは、コードがすべて公開されているので、コピペするだけで制作可能です。 - ランディングページ以外のコードも公開されている
┗ホームページの枠組みや左右交互のレイアウトコードなども紹介されているので、学習コンテンツとしても利用できます。
HTMLテンプレート【有料編】
有料HTMLテンプレ①:クラウドテンプレート
特徴
- 大規模なカスタマイズも可能
┗クラウドテンプレートは「原型がなくなるほど変更してもいい」と質問コーナーで答えているので、枠組みとして利用するのも良いかもしれません。もちろん、このままのデザインでも十分ランディングページとして活用できます。 - テンプレート内の写真の利用ができる
┗テンプレートに設置された写真は自由に使用できるので、不動産や家具、動物関係のランディングページを作る時には役に立ちます。 - PCサイト版とスマホサイト版の2種類が手に入る
┗テンプレートデザインを購入すると、PCサイト・スマホサイトの両方のテンプレートが手に入れることが可能です。それぞれの端末に合ったデザインにできるため、検索エンジンからの評価やユーザビリティの向上が期待できます。
料金
全テンプレート、1,980円で販売されています。
有料HTMLテンプレート②:TEMPLX
特徴
- 7日間のサポートあり
┗TEMPLXは、購入してから7日間以内であれば既存HTML・CSSに関してのサポートを受け付けているので、不明点があっても相談が可能です。 - 基本は2カラムのテンプレート
┗HTMLテンプレートに関しては、2カラムの通常ホームページのレイアウトが販売されています。別途料金を支払うことによってランディングページに適した1カラムのデザインに変更可能です。
┗専用のテンプレではないので、ランディングページの構成を理解してからカスタマイズすることをおすすめします。
※1カラムとは、サイドバーのないメインコンテンツだけのレイアウトのことで、2カラムは、片側にだけサイドバーがあるレイアウトのことです。 - 常時SSL化やセキュリティ対策の対応が可能
┗具体的な金額は明記されていませんが、対応は可能とのことです。
料金
ランディングページを制作するためには、本体料金3,980円+カラム数変更料金16,000円が必要です。
ランディングページ制作ができるWordPressテンプレート5選(テーマ)
ここからは、WordPressでランディングページを制作する際におすすめのデザインテンプレート(テーマ)を5つ紹介します。
WordPressテンプレート無料編
無料テーマ①:Xeory
特徴
- 提供元がバズ部
┗Xeoryは、コンテンツマーケティング支援やWeb制作を行う「バズ部」が提供するWordPressのテーマなので信頼性があり、マーケティング効果の期待もできます。別途、コンバージョンを獲得するための「追尾型バナー生成プラグイン」も用意しているそうです。 - ランディングページの制作方法の説明ページがある
┗公式HP内に、このテンプレートを使ったランディングページ制作方法が丁寧に記載されているので、簡単に制作できます。 - SEO対策も含まれている
┗Xeory1つでメタタグなどの設定も可能なので、「All in One SEO Pack」のインストールが不要です。
無料テーマ②:Lightning
特徴
- ランディングページテンプレートに変更可能
┗Lightningはもともとコーポレートサイト制作用のテンプレートですが、ランディングページ用も用意されており、設定画面で切り替えればカスタマイズせずとも、制作できます。 - 同時開発されたExUnitで機能面もサポート
┗Lightningはあくまでもテンプレートデザイン。同時開発されたExUnitという無料の拡張機能をインストールすれば、お問い合わせ先表示機能なども使えるようになりますよ。 - レスポンシブ対応している
┗レスポンシブデザインに自動的になるので、スマホ用のページを別に作成する手間を省けます。
WordPressテンプレート有料編
有料テーマ①:Colorful
特徴
- 直感的な操作でランディングページを制作できる
┗Colorfulをインストールすれば、ドラッグ&ドロップなどの直感的な操作でランディングページを作ることができます。テンプレート内の文字や見出しの色も、パワポを操作するように変更可能です。
┗ボタンやチェックボックスなどの素材は、数百種類用意されています。 - 知識がなくてもレイアウトを変更できる
┗特に無料のテンプレの場合、型があらかじめ決ってしまっており、専門知識がないとカスタマイズできないことが多々あります。しかしこのテーマは、パワポの要領でカラム数を変更したり、お問い合わせボタンを出現させることが可能です。 - ヘッダー画像制作機能付き
┗ランディングページはファーストビューがとても重要ですが、テンプレート内にヘッダー画像が含まれているものは少なく、ヘッダー画像制作を別途行わなくてはならないこともしばしば。Colorfulはヘッダー画像制作機能がついているので、このテンプレ1つでランディングページが作れます。
料金
集客講座がセットになって、8,760円です。
有料テーマ②:LIQUID PRESS
特徴
- シンプルでおしゃれなデザイン
┗LIQUID PRESSは、先ほどのColorfulとは対照的な、落ち着いたデザインのランディングページを制作することができます。少し高額な商品だったり、オーガニック商品など自然なイメージの商品を宣伝する場合に向いているかもしれません。 - レスポンシブプラス機能
┗レスポンシブデザインではありますが、ユーザーが望んだ場合、スマホでもPCサイト表示ができる機能のことです。人によっては、PC表示の方が慣れているので見やすいという方もいらっしゃるため、この機能でユーザビリティの向上が期待できるでしょう。 - ランディングページマニュアルもついてくる
┗マーケティング視点の制作方法や、ライティングのヒントが詰まったPDFが付属されています。
┗別途プラグインをインストールすればA/BテストやLPOにも対応可能です。
料金
マニュアルがセットになって10,890円です。
有料テーマ③:OOPS!
特徴
- コンバージョン率を高めるためにリリースされたテーマ
┗OOPS!は、コンバージョン率の高め、コンテンツマーケティングの効果を最大限にするためにリリースされたテーマです。インプレッションやコンバージョン率などの計測機能と、A/Bテストが可能なCTA機能を搭載しています。 - フッターCTAが設置できる
┗常時現れる「購入はこちら」などのCTAボタンをフッターに設置することができ、コンバージョン率向上に役立ちます。 - SNSボタンが挿入可能
┗TwitterなどのSNSボタンが挿入可能で、情報の拡散を促すことができるので、流入経路拡大にも繋がるでしょう。
料金
マニュアルやQ&A集を合わせて19,800円です。
ランディングページの構成テンプレート
HTMLなどのコードの知識があるけれど「ランディングページ制作は初めてなので、テンプレートとなる構成が知りたい」という方は、こちらを参考にしてみてください。
ファーストビューの構成
- ビジュアル
- キャッチコピー
ボディの構成
- お悩み
- 共感ポイント
- 商品で得られる効果
- データなどの権威付け
- 開発秘話
- 使用者の声
クロージングの構成
- 商品の特徴
- 限定性、特典
- 保障
- 商品の詳細説明
- 申し込みのフロー
- 申し込みボタン(フォーム)
- よくある質問
※ランディングページは、コンバージョン獲得が目的なので、申し込みフォームは必須です。
本格的なランディングページを制作するなら、制作会社に相談しましょう!
今回は、ランディングページ制作のための「構成テンプレート、HTMLテンプレート、WordPressのテンプレート」の3種類のテンプレートを紹介しました。
テンプレートを使って制作すると時短になり、簡単にランディングページを制作することができます。しかし、ランディングページを本格的に運用してコンバージョンに繋げたいという場合には不向きかもしれません。ランディングページで効果を出すには、マーケティング知識を有している必要があります。
テンプレートによっては、マーケティング要素を含んだマニュアルの提供をしている場合もありますが、1番大切なのは自社商品に適したマーケティング手法でランディングページを作成することです。
「マーケティング要素」と一口に言っても、商品や会社によって取り入れるべきものは変わってきます。最大限の効果を発揮するランディングページを制作するためには、「制作会社に依頼すること」を優良WEBではおすすめします。