オウンドメディアの費用相場！料金を抑える方法や業者選びのポイントまで丁寧に解説

「オウンドメディアにかかる費用はどのくらいだろう？」
「業者によって見積書の金額や内容がバラバラなので相場が知りたい」

上記のような疑問や悩みをお持ちではありませんか？

オウンドメディアは、ブランディングやリード獲得など、あらゆる課題の解決に効果的なことから、立ち上げを検討している企業が年々増加しています。

しかしサイト構築から運用までにどのくらいの費用がかかるのかがわかりづらく、予算立てに頭を悩ませている方も多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、下記について解説していきます。

冒頭の制作価格帯についての章では、制作会社への取材をもとにリアルな数字を紹介します。

オウンドメディア制作を検討している方は、本記事を参考に費用相場のイメージをつかんでください。

こちらの記事ではオウンドメディア構築が得意なホームページ制作会社をまとめています。

すぐに外注先を探したい方は、こちらの記事をご覧ください。

オウンドメディア制作に強いホームページ制作会社14選！優良な制作会社を特徴別にご紹介！

オウンドメディア制作の費用相場

オウンドメディアの構築費用はサイトの規模や実装する機能、外注の範囲などの要因で大きく差が出ます。

リアルな数字を提供するべくWeb制作会社に取材を行ったところ、下記のような結果が出ました。

各制作会社の平均構築費用は50万円～500万円と幅広く、平均で225万円となりました。

また最低でも20万円程度はかかるという結果から、オウンドメディア制作を外注するには、ある程度まとまった予算が必要であるとわかります。

【価格帯別】オウンドメディア制作の費用相場と依頼内容

ここでは以下4つの価格帯ごとに、制作できるオウンドメディアの特徴をご紹介します。

それぞれくわしく解説します。

20万円以下のオウンドメディア

最低限の機能・デザインのオウンドメディア制作期間：1週間〜1ヶ月

20万円以下では最低限の機能・デザインを搭載したサイトを構築できます。

WordPressのようなCMSで自作するなら、初期費用無料で構築可能です。

外注の場合でも、デザインにテンプレートを活用している制作会社なら、比較的費用を抑えられます。

サイト構築のみを外注するため、コンテンツ制作や運用は自社で対応しなくてはいけません。

そのためオウンドメディア運用のノウハウを持っていることが前提になります。

クオリティやデザインの高さにこだわらず、できるだけコストを抑えてオウンドメディアを初めたい人向けの相場です。

20〜100万円のオウンドメディア

オリジナルデザインのオウンドメディア制作期間：1〜2ヶ月

オリジナルデザインのオウンドメディアを作りたい場合は、20〜100万円程度の費用がかかります。

外注先は主に中小規模の制作会社です。

WordPressやa-blog cmsなどのCMSをカスタマイズし、動的要素を取り入れたり、フォントや背景にこだわったりと独自のデザインに仕上げることが可能です。

コンテンツ制作は追加料金で依頼するか、自社対応になります。

他社との差別化を図りたい場合は、この相場感を目安にすると良いでしょう。

100〜300万円のオウンドメディア

戦略設計から任せたい集客を目的とした本格的なオウンドメディア制作期間：2〜4ヶ月

戦略設計からサポートを受けて本格的なオウンドメディアを構築するなら、100〜300万円程度の費用が必要です。

オウンドメディア構築で最も多いのがこの価格帯で、コンテンツ制作まで対応してもらえるケースもあります。

オウンドメディアの立ち上げにおいて、戦略設計は重要な工程です。

初めて立ち上げる場合や、社内にマーケティングやSEOにくわしい人材がいない場合は、自社で適切な戦略設計ができず失敗に終わる可能性があります。

一度設計を誤ると立て直すにも時間がかかってしまうため、ノウハウがない場合は戦略設計からプロに任せた方が着実に成果が出せるでしょう。

300万円以上のオウンドメディア

専用のCMSを開発して欲しい既存のオウンドメディアを大幅にリニューアルしたい戦略設計から運用コンサルまで総合的にサポートして欲しい制作期間：3〜6ヶ月

独自CMSの開発や、既存のオウンドメディアの大規模リニューアルを依頼する場合は、300万円以上の費用がかかります。

マーケティングを得意とする実績豊富な制作会社から全面的にサポートを受ければ、成果を上げられるまでの時間を短縮できる可能性が高いです。

継続的にサポートを受けるなら、月額30万円程度の費用も必要です。

優良WEBでは、オウンドメディア制作に関するご相談を承っています。

制作の目的や予算、ご希望のイメージなどをお伺いし、最適な制作会社のご紹介が可能です。

完全無料ですので、お気軽にお問い合わせください。

オウンドメディア制作・運営費用の内訳

オウンドメディアの制作費用は、大きく分けて構築費と運営費の2つです。

オウンドメディアはサイトを構築したら終わりではなく、継続的にコンテンツを制作・分析し続けていく必要があり、一定の運営費が発生し続けます。

ここでは、オウンドメディア全体にかかる費用の内訳を解説していきます。

1つずつくわしく解説します。

戦略設計・マーケティング費

相場：10〜30万円

戦略設計・マーケティング費は、オウンドメディアを成功させるための戦略や、集客・売上につなげる方法を決める費用のことです。

具体的には、以下の内容を決めます。

• 目的・目標
• ターゲット
• コンテンツ内容
• コンテンツの配信ペース　など

戦略設計は、誰に、何をどのように発信するのかを明確にするオウンドメディアの骨組みのようなものです。

明確な戦略を立てずにオウンドメディアを始めても、成果は上がりません。

自社にマーケティング知識や経験がないなら、実績のある業者への依頼を検討した方が良いでしょう。

デザイン・コーディング費

相場：15〜80万円

デザイン費は、オウンドメディア全体の見た目を決めるのにかかる費用です。

そして決定したデザインをWebサイトに反映させるために必要なのがコーディング費です。

プログラミング言語を使用し、ソースコードを作成してもらいます。

デザイン・コーディング費は、CMSを活用して自社で対応すれば費用を抑えられます。

しかし機能やデザインにこだわった独自デザインのオウンドメディアを作りたい場合は、CMSのカスタマイズが必要です。

プラグインの導入やアプリの追加などは、専門知識を持った人材でないと対応が難しいため、リソースがない場合は外注することになるでしょう。

外注の場合は、制作するページ数が増えるほど、費用は高くなります。

コンテンツ制作費

1本あたりの相場

• 記事コンテンツ：1〜10万円
• 動画コンテンツ：20〜40万円

コンテンツ制作費は、フォーマットによって大きく変動します。

動画コンテンツを依頼する場合や、プロのカメラマンが撮影した画像を使用する場合は高額です。

またインタビュー記事や専門家による監修記事も、一般的な情報記事と比べて高くなります。

コンテンツ制作費は、依頼する範囲を絞ることで費用を抑えられます。

企画・構成は自社で対応し、執筆のみを依頼するなど、予め自社で対応できることを検討しておくと良いでしょう。

費用を抑えるにはクラウドソーシングを利用する方法もありますが、ライターによって品質に差があるため注意が必要です。

低品質なコンテンツでは、ユーザーの満足度が下がってしまう可能性もあるため、コストをかけてでも品質にはこだわることをおすすめします。

分析・改善費

1ヶ月あたりの相場：〜30万円

分析・改善費とは、流入経路やユーザー行動を分析して、サイトを改善していくのにかかる費用です。

ツールを利用して自社で行うのであれば無料〜10万円程度、外注するなら30万円程度が目安になります。

外注の場合に得られる成果物の例は、以下の通りです。

• SEOレポート
• コンテンツ評価レポート
• コンテンツや導線の改善提案　など

分析と改善は、オウンドメディアを成功させるために欠かせない工程です。

実績豊富なプロの視点からの改善提案を取り入れれば、効率的にメディアをブラッシュアップしていけるでしょう。

維持・管理費

1ヶ月あたりの相場：数千～5万円程度

オウンドメディアを運営し続けるためには、維持・管理費も欠かせません。

具体的には以下のようなものが挙げられます。

• ドメイン代
• サーバー代
• CMS利用料　など

ドメイン代には、登録料と1年ごとの更新料がかかります。

安いものだと数100円〜、人気のある中古ドメインだと数10万円と、使用するドメイン名によって、価格は大きく異なります。

サーバー代は月額5千〜1万円程度、CMS利用料は無料〜5万円程度が相場です。

オウンドメディア制作・運営にかかる費用事例

ここからはリアルな費用感を把握するべく、下記の2つの観点から費用事例を解説していきます。

オウンドメディア制作を制作会社に依頼する際の費用事例

制作会社ごとにオウンドメディア制作価格は大きく差があります。

ここからは制作会社のホームページにオウンドメディア制作価格が記載されているものをご紹介します。

事例①株式会社SEデザイン

出典：株式会社SEデザイン

出版社をルーツに持つ同社は、鍛え上げたコンテンツ開発力と編集力を生かしてオウンドメディアの制作・運用をサポートしています。

オウンドメディア制作サービスでは、2つのプランを提供しており、価格・支援内容は下記のとおりです。

テンプレートをベースに、案件ごとに色やヘッダー・フッターのカスタマイズをしてもらえるほか、キービジュアルを制作してもらえるため、自社らしさが反映された仕上がりが期待できます。

また初めて運用する方にうれしいのが、更新マニュアルです。

扱いに慣れていない方でも安心して運用できるでしょう。

事例②株式会社フォチューナ

出典：株式会社フォチューナ

同社は300以上のオウンドメディア制作実績を活かし、最短10日でメディア運営を始められるプランを提供しています。

ソーシャルメディアへの自動投稿機能やSEO対策など、集客を重視した制作が特徴的で、プランごとの価格・支援内容は下記のとおりです。

WordPressを用いることで高い操作性を実現しているだけでなく、操作レクチャーも受けられるため、サイト運用に不慣れな方でも安心です。

上位プランでは記事作成や解析レポートといった、運用面のサポートも含まれており、幅広いニーズに対応できるプラン展開となっています。

CMS・ツール利用費事例

オウンドメディアの制作・運用では、さまざまなツールを活用します。

実際にかかる費用を想像しやすいよう、ここからは代表的な下記7つのツールの価格を紹介します。

こちらの記事ではオウンドメディアの制作・運用に使える12のツールを紹介しています。便利なツールを見つけたい方は参考にしてください。

オウンドメディア制作・運用におすすめのツール12選！CMSや分析ツールなどを厳選して紹介

WordPress

WordPressは基本料無料で使えるCMSです。

テーマと呼ばれるデザインテンプレートや、プラグインを選ぶことで、見た目や機能をカスタマイズできます。

有料のテーマやプラグインを選ぶと費用がかかりますが、無料でも優れたものが多く、一切費用をかけなくても一定のクオリティを実現できます。

Movable Type

有料CMSのMovable Typeはクラウド版とソフトウェア版があります。

WordPressに比べると費用がかかりますが、サポートが充実しています。

またセキュリティ性にも優れているため、社内にサイト運用の知識がある人材がいない場合でも、安心して使えるでしょう。

Googleキーワードプランナー

Googleが提供する広告出稿サービス「Google広告」に搭載されている機能です。

Google広告アカウントがあれば無料で利用でき、リスティング広告を運用する際の表示回数や広告単価を調べられます。

ただし広告を出稿していない場合は検索ボリュームが詳細まで表示されないなど、機能に制限がある点に注意が必要です。

ラッコキーワード

サジェストキーワード調査や見出し抽出など、キーワード選定に役立つ機能が多数搭載されたツールです。

月額440円からの有料プランもありますが、無料でもさまざまな機能が使えます。

まずは無料で使ってみて、運用が本格化してきたら有料プランに移行すると良いでしょう。

Google Search Console

Googleが提供する無料の分析ツールです。

サイト全体やページごとのGoogle検索での表示状況や、検索されているキーワードなどが確認できます。

サイトの状況を把握でき、改善に役立てられます。

Google Analytics

Googleが無料で提供しているアクセス解析ツールです。

ユーザー属性や流入経路、サイト内でのユーザー行動といった、ユーザーがWebサイトを訪れた後の行動を把握できます。

機能が多く、使いこなすには難易度が高いツールですが、サイトの状況を詳細に把握できるため導入をおすすめします。

Ahrefs

Ahrefsは競合調査に役立つツールで、月額19,900円から利用できます。

Googleが提供するツールでは自社サイトの状況のみを分析できる一方、このツールでは競合サイトの流入キーワードや被リンクなどを把握できるため、戦略立案に役立てられます。

比較的利用料が高いツールですが、効率的な運用に役立つため、戦略的に成長させたい方におすすめです。

オウンドメディアの費用対効果を高めるコツ

まとまった費用がかかるオウンドメディアですが、ポイントを押さえて構築・運用すれば費用対効果の高いマーケティングツールとして活躍します。

ここからはオウンドメディアの費用対効果を高めるコツを、下記の2つの観点から解説します。

• 費用を抑える方法
• 効果を高める方法

オウンドメディアの費用を抑える方法

オウンドメディアの制作や運営にかかる費用を抑える4つの方法を紹介します。

1つずつくわしく解説します。

自社に不足している部分だけ外注する

オウンドメディア制作の外注は、依頼内容によって大きく費用が変わってきます。

予め、内製化できることとできないことを整理すれば、何を依頼すべきかが明確になり、無駄なく予算を決められます。

ただし内製化すれば必ずしも節約できるわけではありません。

内製化しても人件費は発生するため、結果的に自社運営より外注の方が安かったということもあり得ます。

外注するかどうかは、人件費を考慮した上で慎重に検討するようにしましょう。

フリーランスへの依頼を検討する

フリーランスに任せれば、制作会社に依頼するよりもコストを抑えられます。

追加の依頼や変更などの要望にも、柔軟に対応してもらいやすいのもメリットの1つです。

ただし、依頼するフリーランスによって品質や対応の差が大きい点には注意が必要です。

コストだけを重視して選ぶのではなく、実績やポートフォリオ、コミュニケーションなどを見て、慎重に依頼先を検討してください。

さらに、納品物のチェックや納期遅延の対応など、自社のフォロー体制を整えておくのも欠かせません。

品質や対応を担保したいのであれば、実績のある制作会社へ依頼する方が安心でしょう。

助成金や補助金を利用する

国や地方自治体の補助金や助成金を利用すると費用を抑えられます。

Webサイト制作に関する費用が対象と考えられる全国共通の補助金は、以下の通りです。

上記以外に自治体が支援する補助金・助成金事業もあります。気になる方は「J-Net21」より検索してみてください。

これらの補助金・助成金はそれぞれ厳しい条件が設けられています。

作りたいオウンドメディアが対象かを確認し、入念な準備を行ったうえで申請しましょう。

全国共通の補助金について、くわしく知りたい方はこちらを参考にしてください。

計画的にコンテンツを制作する

キーワード選定を適切に行い、計画的にコンテンツを制作すると節約につなげられます。

成果につながらないキーワードで多数上位表示できたとしても意味がありません。

以下のポイントを抑えてキーワード選定を行い、制作するコンテンツを見極めることで、効率よくオウンドメディアを成長させられます。

• 上位表示を狙えるか
• ターゲットの検索意図を満たせるのか
• 資料請求や問い合わせなど自社の目的につなげられるのか

また、計画的にコンテンツ制作を進めていくためには、編集チームの体制を整えておくことも重要です。

1人に負担がかからないようにすれば、記事の品質と更新頻度を保てます。

オウンドメディアの効果を高める方法

ここではオウンドメディアの効果を高める4つの方法を紹介します。

それぞれくわしく解説していきます。

運用の目的を明確にする

目的が明確になっていない状態でオウンドメディアを運用しても、成果につながりにくくなります。

立ち上げる前に目的を定め、常に念頭に置いて運用することが重要です。

オウンドメディアを運用する主な目的は下記のとおりです。

• 集客
• 顧客育成（ナーチャリング）
• ブランディング
• 採用（リクルーティング）

複数の目的を掲げると、軸がぶれてしまいます。

1つの目的に絞り、一貫性のある運用を行いましょう。

質の高いコンテンツを作成する

オウンドメディアの効果を高めるには、コンテンツの質を高める工夫が必要です。

大量にコンテンツがあっても、質が低くては読者の満足度を高められません。

また質が低いコンテンツはSEOで評価されにくく、上位表示されなければユーザーに見てもらうことすらできません。

質の高いコンテンツを提供するには、下記のポイントを押さえましょう。

• ユーザーが求める情報が盛り込む
• ユーザーに伝わる言葉を使う
• 正確な情報を提供する
• 独自性がある情報を提供する

コンテンツを作成する上で最も重要なことは、ユーザー視点を持つことです。

伝えたいことばかりにフォーカスすると、質は高められません。

誰に向けて情報を届けたいのかを定め、読者にとって有益なコンテンツを作成しましょう。

定期的にコンテンツの改善を行う

コンテンツを公開したまま放置すると情報が古くなったり、Googleのアルゴリズムの変更により検索順位が下がったりします。

ユーザーに最新の情報を提供し、検索エンジンの変化の悪影響を受けないようにするには、定期的な改善が重要です。

効率的に改善すべき箇所を見つけるため、アクセス解析ツールを導入しましょう。

アクセスが集まっていないページや検索順位が下がったページは、優先的に改善する必要があるコンテンツです。

サイトの課題を把握し、優先順位をつけて改善を進めることで、効率的にサイトを成長させられます。

露出を増やす

コンテンツを増やしても、ユーザーに見てもらえなければ意味がありません。

オウンドメディアは検索経由での流入がメインと考えられていますが、立ち上げてすぐに集客できるのは稀です。

露出を増やすため、下記の施策も行いましょう。

• SNSで更新情報を発信する
• リスティング広告を出稿する
• プレスリリースを打つ

それぞれかかるコストや、アプローチできるユーザー層が異なります。

目的やターゲット層と相性が良い施策を実施しましょう。

オウンドメディアの費用対効果を考える上で注意すべきポイント

オウンドメディアの費用対効果を高めるため、無駄なコストを削減することは重要です。

しかし費用ばかりに目が向いては、十分な効果が得られなくなるおそれがあります。

費用対効果を考えるうえで、下記2点に注意が必要です。

それぞれくわしく解説していきます。

費用だけで外注先を選ばない

「安く作れるから」という理由だけで外注先を選ぶのはおすすめできません。

格安な制作会社に依頼すると、十分なサポートが受けられないケースがあります。

SEOを考慮したクオリティの高いオウンドメディアを制作するには、それなりの費用がかかります。

成果につながるオウンドメディアを作りたい方は、外注先選びは慎重に行いましょう。

質を損ねてまで費用を抑えてはいけない

オウンドメディアで成果を上げるには、一定以上の質が求められます。

テンプレートを活用した制作は費用を抑えられる反面、独自性が出づらくあまりおすすめできません。

またコンテンツに関してもクラウドソーシングなどで外注すればコストを抑えて量産できるものの、質が低い場合があります。

節約したい場合は、あくまで無駄の削減にとどめ、質を落とさないようにしましょう。

オウンドメディアの外注先を決めるときのチェックポイント

外注先を決めるときは以下4つのポイントをチェックしましょう。

1つずつくわしく解説します。

制作実績が豊富にある

経験が豊富な制作会社なら、オウンドメディアを成功させるためのノウハウが蓄積されています。

細かい要望やこだわりにも対応してもらえる可能性が高く、柔軟な対応を期待できます。

制作会社によって得意分野や強みは異なるため、自社の業界の実績があるかどうかも確認しておくと良いでしょう。

金融や法律、医療など、高い専門性が求められるジャンルなら、その分野の知識をもつ専門家やライターと連携しているかどうかも重要です。

費用対効果が高い

安さだけで業者を選ぶのはおすすめできません。

コスト面では魅力的でも、サポートが十分でなかったり、細かな要望に対応してもらえなかったりする可能性があります。

低コストで作っても、成果が出せないようなら本末転倒です。

実績・サービス内容と価格のバランスに注意して、費用対効果に見合った制作会社を選んでください。

また、見積もりは総額だけでなく内訳まで確認し、何をどこまで対応してもらえるのか作業範囲を明確にしておきましょう。

後々のトラブルを防ぐために、見積内容に不明な点が残らないように問い合わせをすることも大切です。

SEOに強い

自社に知見がない場合は、SEOに強い制作会社かどうかもチェックしましょう。

SEOやGoogleアップデートに関する最新情報への感度が高く、施策にすぐ反映できる業者がおすすめです。

またサイト分析にも力を入れている業者であれば、プロによるアドバイスをメディアの改善に活かせます。

「SEOに強い」を謳っている業者は多数ありますが、本当にSEOに強い業者かどうかは、制作会社が手掛けているオウンドメディアを見ると判断できます。

アクセス数や主要キーワードで上位表示できているのかなど、裏付けとなる証拠があるか確認しましょう。

円滑なコミュニケーションが取れる

長期戦であるオウンドメディアは、制作会社とも長い付き合いになるため、ストレスなくコミュニケーションが取れる業者を選ばなくてはいけません。

以下項目をチェックして判断しましょう。

• 返信の早さ
• ヒアリングの丁寧さ
• 説明のわかりやすさ
• ミーティングや報告などの連絡頻度　など

綿密なコミュニケーションが取れる業者なら、途中で方向性や認識のズレが生じづらく、スムーズに制作を進められます。

また、依頼する側も、業者へ丸投げせず積極的に制作に携わり、自社にノウハウを蓄積していくことが大切です。

優良WEBではオウンドメディア制作の外注先選びにお悩みの方からのご相談を承っています。

現状の課題や作りたいオウンドメディアのイメージをお聞きし、最適な制作会社をご紹介します。

完全無料でご利用いただけますので、お気軽にお問い合わせください。

オウンドメディアの外注を成功させるコツ

オウンドメディアの外注に失敗すると、思うような成果が得られない場合があります。

外注の失敗を防ぎ、成果を上げるために押さえるべきポイントは下記の3つです。

それぞれくわしく解説していきます

外注先と共有のレギュレーションに沿って運営する

オウンドメディア制作や運用を外注する際は、レギュレーションを共有して運営しましょう。

レギュレーションがないまま各自が自由に運用すると、文末表現や画像の色使いなどに差が出てしまい、統一感のないオウンドメディアになることがあります。

ユーザーに複数のコンテンツを見てもらえたとしても企業のイメージが定まらず、思うような効果が得られないおそれがあるでしょう。

オウンドメディアの制作・運用を外注する場合、関わるメンバー全員がレギュレーションに沿って取り組むことが重要です。

外注先と頻繁にコミュニケーションを取る

オウンドメディアの制作・外注において、コミュニケーション不足ですれ違いが生まれるケースは少なくありません。

やりとりが不十分だとイメージが正しく伝わらず、気づいたときにはやり直しが難しい状態になってしまうことも考えられます。

理想のオウンドメディアを目指すには、頻繁にコミュニケーションを取るようにしましょう。

制作会社によっては「月に〇回まで」というように、連絡回数が決められているケースがあります。

内製がメインであれば、回数が少なくても問題ありませんが、外注の範囲が多い場合、無制限でやりとりができる制作会社をおすすめします。

また、社内に制作会社とのパイプ役を設けておくことも、円滑なコミュニケーションをとる上で重要なポイントです。

社内にチェック体制を構築する

サイト構築やコンテンツ制作を外注する場合でも、社内で成果物の品質をチェックしましょう。

最終的には自社の資産となるため、外注先と協力して作り上げる姿勢が重要になります。

「最初に伝えていたことと違う」「あまりにも品質が低い」などの不備があれば、外注先に伝えて修正を依頼しましょう。

ただし打ち合わせで伝えていなかった要望や、サービスの範囲外の作業に関しては修正の対象外です。

レギュレーションや契約書の内容と照らし合わせ、外注先の対応範囲外であれば自社で修正する、もしくは追加の依頼を行いましょう。

オウンドメディア構築のQ&A

ここからはオウンドメディア制作を検討する方でよくある下記4つの質問に回答していきます。

オウンドメディアはホームページとどう違う？

オウンドメディアとホームページ（企業サイト）ではターゲットと発信内容が異なります。

オウンドメディアは潜在顧客から既存顧客まで幅広い層をターゲットに運用します。

ユーザーの悩みや問題を解決する情報を発信することで、まだ企業のことを知らない人とも接点を持つことが可能です。

一方ホームページは、企業の存在を知っている人をターゲットとしています。

商品やサービスの情報、企業情報などを掲載し、購買行動を起こさせる「営業」が目的のWebサイトです。

オウンドメディアとはどのようなものか、基礎から理解したい方はこちらの記事を参考にしてください。

オウンドメディアとは？初心者でもわかりやすく、意味・目的・運用の流れを解説！

オウンドメディアはどうやって立ち上げる？

オウンドメディアの立ち上げ方は、サイト制作ツール（CMS）を使って自社で制作する方法、もしくは制作フリーランスや制作会社に外注する方法のいずれかです。

自社で制作すれば制作コストを抑えられますが、手間がかかります。

また十分な知識がないとSEO対策などで不利なサイトになるおそれがある点に注意が必要です。

外注する場合はまとまった費用がかかりますが、クオリティが高いサイトに仕上がります。

どのように立ち上げるかは、自社のリソースや予算に合わせて検討しましょう。

オウンドメディアの制作期間はどれくらい？

オウンドメディアの制作期間はページ数や搭載する機能、外注する範囲によって大きく異なり、最短で1週間、大規模なもので半年程度が目安です。

コーポレートサイトよりも長期にわたるケースが多いため、公開したいタイミングが決まっている場合は早めに動き出すことをおすすめします。

オウンドメディアの制作の流れは？

オウンドメディアは目的・目標設定、ペルソナ設定、コンセプト設計、運用体制の構築、サイト構築という流れで制作します。

成果が上がるオウンドメディアを作るには目的・目標設定やコンセプト設計といった事前準備が重要です。

こちらの記事ではよりくわしく作り方を解説していますので、制作前に読んで参考にしてください

オウンドメディアの作り方を丁寧に解説！成功させる4つのポイントやお役立ちツールもご紹介

構築と運営にかかる費用相場を理解して、計画的にオウンドメディアを立ち上げよう！

オウンドメディア制作を外注すると最低でも20万円、大規模なものだと500万円以上かかる場合もあります。

サイトの規模や含める機能、外注する範囲によって大きく差が出るため、正確な費用を知りたい方は、要件をまとめた上で制作会社に見積もりを取ってみてください。

また公開してからもサイトの維持やコンテンツ作成に費用がかかるため、運用を見据えて計画を立てることが重要です。

効果が出るまで数ヶ月～1年以上かかるケースもあるので、長期的な視点で運用していきましょう。

「予算内でオウンドメディアを作りたい」「どこに外注したらいいかわからない」という方はぜひ1度優良WEBにご相談ください。

作りたいオウンドメディアのイメージや、かけられる費用をお聞きし、最適な制作会社をご紹介します。

完全無料でご利用いただけますので、お気軽にお問い合わせください。